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コーヒーは、深煎りの香り高い豆を楽しむシアトル系コーヒーチェーンを中心とした「セカンドウェーブ」の時代から移ろい、今は豆の素性にまでこだわって1杯1杯をハンドドリップする「サードウェーブ」の時代と言われている。そこで注目を集め始めているのが電気ケトルだ。お湯の出方を細かく操作できるだけでなく、コーヒーや紅茶、緑茶、中国茶など飲み物に最適な温度で沸かせる温度調節モデルも増えている。そこで今回は、1万円前後のモデルを中心に、電気ケトルの使い勝手を比較してみることにした。



ラッセル・ホブス

カフェケトル 7408JP

実勢価格:7200円

ポップアップトースターやコーヒーメーカー、ブレンダー、フードスチーマーなど数々の調理家電をラインアップする英国家電メーカーの電気ケトル。ステンレスを所々に使ったスタイリッシュなデザインも魅力となっている。電気ケトルはステンレス製の密閉に近い構造のため、自然保温力が高いというのも売りの一つとなっている。コンパクトな0.8Lタイプのほか、1Lタイプ。1.2Lタイプを用意している。空だき防止機能のほか、沸騰してから約30秒後に自動的に電源が切れる自動電源オフ機能を備えている。

沸騰速度



沸騰から30秒後に電源が切れる仕組みだからか、消費電力がわずかに低いバルミューダより少し遅い結果になった。水量の目盛りはあまり見やすい方ではない。(2分49秒/500ml)



注ぎやすさ



レトロなやかんのようなデザインで、ドリップ用ケトルに比べて注ぐスピードが速い。一方でハンドドリップ時のコントロールもしやすく、バランスが良い。(約6秒/500ml)

 

使い勝手の良さ



BRUNOのカフェケトルやバルミューダのバルミューダ ザ・ポットと同様、レバーを引き下げるだけのシンプルな操作なので、迷わずに使える。

 

お手入れ



ほかのドリップ用ケトルと同様、間口は決して広くはないが、大きめの筆者の手でも十分に入れることができた。洗いやすさはまずまずといったところだ。



IT・家電ジャーナリスト/安蔵靖志の評価





ほかのドリップ用ケトルとは異なるアプローチのレトロなデザインが魅力

ハンドドリップを志向した電気ケトルなのだろうが、他社がより細い注ぎ口を採用しているのに対し、こちらは若干太めになっている。少し縦長のフォルムも相まって、どこかレトロなやかんを思わせるようなデザインがこの機種の魅力の一つだろう。若干太めとはいっても、ハンドドリップ時のお湯のコントロールのしにくさは全く感じなかった。「お湯が冷めにくい」というのは一つの魅力ではあるものの、「早くお湯を冷ましてコーヒーや紅茶に最適な温度にしたい」という用途にはあまり向かないとも言える。

安蔵靖志/IT・家電ジャーナリスト。家電製品総合アドバイザー、AllAbout家電ガイド。KBCラジオ「キャイ〜ンの家電ソムリエ」にも出演中。

※『デジモノステーション』2017年5月号より抜粋

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