スイス南部ディアブルレの山中にある氷河から発見された、75年前に行方不明となった夫婦のミイラ化した遺体(2017年7月18日提供)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(写真追加、更新)75年前にアルプス(Alps)山脈で行方不明となった夫婦の遺体が、解けて後退する氷河から発見され、7人の子どもの親だった2人の長年にわたる捜索に終止符が打たれた。親族らとスイスメディアが18日、明らかにした。

 スイス日刊紙ルマタン(Le Matin)によると、2人の遺体は同国南部のディアブルレ(Diablerets)の山塊で、互いの近くで横になった姿で発見され、2人のリュックサック、水筒、本、時計も一緒に見つかったという。

 ルマタンの取材に応じたリゾート企業「Glacier 3000」の代表の話によれば、遺体が発見されたのは先週の13日で、2人はクレバスに転落したとみられるという。

 バレー(Valais)州の村に住んでいた夫婦は1942年8月15日、隣のベルン(Bern)州にある牧場へ向けて徒歩で出発したまま、行方が分からなくなっていた。

 当時2〜13歳だった子ども7人のうち、現在も存命なのは娘2人のみ。2人のめいで、夫婦の孫にあたる女性はAFPに対し「おばたちは、ようやく(両親の死を)悼むことができて満足している」と語った。
【翻訳編集】AFPBB News