『良かれと思って!』公式サイトより

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 6月28日に放送されたバラエティー番組『良かれと思って!』(フジテレビ系)の視聴率が、人気番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の視聴率を上回ったとスポーツ紙やニュースサイトで報じられ、話題となっている。

『良かれと思って!』は4月から始まった、毎週水曜日22時から放送中の新バラエティー番組。放送開始後は視聴率も低迷していたが、リニューアルが功を奏したか、6月28日放送回は『水曜日のダウンタウン』が7.0%だったことに対し、同番組は7.1%を記録し0.1%差で勝ったことになる(関東地区平均、ビデオリサーチ調べ/以下同)。久しぶりの快挙に喜ぶフジではすでに「復活説」が流れ盛り上がっているが、TBSではこのニュースに対し「別に……」といった状態らしい。バラエティーなどを制作する局員は語る。

「まず視聴率が抜かれたことを、今知りました(笑)。『良かれと思って!』おもしろいですよね! MCが絶妙だし、カズレーザーを持ってきたのはさすがだと思いました。うちもがんばらないといけないですね、この枠に関しては特に」

フジをべた褒め。余裕だけを見せられてしまった。

『良かれと思って!』はバカリズム、劇団ひとり、ハライチ・澤部佑、メイプル超合金・カズレーザーの4人がMCを務め、ゲストに余計なお世話と思われるような人生アドバイスをする、というトーク番組。だが、放送開始直後の視聴率は4%と5%の間を行き来する程度で、番組存続の危機を迎えていた。だが、6月に入ってから視聴率が急に上昇。さらに、この視聴率上昇を記事にしたメディアが複数あったことで、興味を持った視聴者たちが見始めたようだ。フジテレビの関係者はこう語る。

「記事では『M1視聴率』の説明が入っていますけど、読んでる人これ、わかるのかな。でも、『水曜のダウンタウン』に勝利できたことはとても喜ばしいこと。もともとプレゼンターとして出演していたメンバーをMCに持ってきたことも要因のひとつかもしれません。今回のことが励みにもなり、スタッフのやる気と結束力も上がるのではないかと思ってます」

 両局のバラエティー班はどちらも至って冷静だ。TBS、フジテレビ間の話になってしまったが、この時間帯の視聴率トップは『報道ステーション』(テレビ朝日)。ジャンルの違うニュース番組に勝つことは相当難しいことだが、報ステを抜いた日には「神回」と言われることは間違いないだろう。

 静かに闘志を燃やし、おもしろい番組を作ろうと奔走する彼らのバラエティ対決は終わらない。
(文=編集部)