上西小百合衆院議員が浦和対ドルトムントの試合に言及(写真は2017年3月撮影)

写真拡大

浦和レッズがボルシア・ドルトムント(ドイツ)に2対3で敗れた親善試合について、上西小百合衆院議員(34)が「浦和酷い負けかた。親善試合は遊びなのかな」などと投じたツイートが物議を醸している。

上西氏のツイッターには非難が殺到。芸能人の中でサッカー好きで知られる加藤浩次さんも、MCを務める情報番組「スッキリ!!」(日本テレビ系)で「誰も遊んでないですよ」と猛反論した。

「浦和酷い負けかた。親善試合は遊びなのかな」

浦和とドルトムントの親善試合は2017年7月15日に埼玉スタジアムで行われた。ドルトムントは今季ドイツ・ブンデスリーガで3位、欧州最強クラブを決めるUEFAチャンピオンズリーグではベスト8に進出するなどの実績を残した強豪クラブ。日本代表の香川真司選手が所属していることでも知られる。

そのクラブを相手に浦和は前半24分に興梠慎三選手が先制点をあげるも、後半31分、34分に失点して逆転を許す。後半40分には遠藤航選手が同点弾を奪ったが、試合終了間際の後半43分にドルトムントが勝ち越し点を奪い、浦和は2対3で惜敗した。

この結果に、上西氏が試合終了直後「浦和酷い負けかた。親善試合は遊びなのかな」とツイートしたところ、他のユーザーから非難が殺到。リプライ(返信)は18日昼までに1400件超、リツイートも4500件超にのぼった。特に「遊び」という表現に対して「選手たちは一生懸命戦っていたぞ」「プロの試合をする以上遊びなんて文字はない」などのリプライが続々と押し寄せている。

上西氏はこの発言で終わらず、翌日16日朝には自身の上記ツイートを引用しながら「なんかブーブー言ってる。リツイートの数は大した事ないけど、コメントは結構多い」と挑発的な言葉を投げかけると、「選手は全力で闘ってるのにサポーターでもないし応援もしない、否定することしか出来ねえのか」「全国のサッカーサポーターに敵を回した」などサッカーファンから怒りのリプライがまたも続出した。

それでも上西氏は止まらず、同日中に「私にとってサッカー観戦は遊びですから」と投稿。さらに「サッカーの応援しているだけのくせに、なんかやった気になってるのムカつく。他人に自分の人生乗っけてんじゃねえよ」と挑発的にツイートし、リプライが4800件超つくなどユーザーとの間で応酬が続いた。

「完全に感想です」

現役Jリーガーもやり取りに絡んだ。日本代表経験があるJ1・FC東京の石川直宏選手は16日、上西氏へのリプライで

「Jリーグを観て育ち、Jリーグで心身ともに成長してこれた立場として申します。自分の想いだけでなく、人生乗っけてくれる皆の想いを胸にピッチで戦える事がこの上なく幸せだと感じる選手がいることもご理解下さい。そんな雰囲気も是非味スタ(編注:FC東京のホームスタジアム)で感じて欲しいな。お待ちしています」

と諭すようにツイート。これに上西氏は

「ご指摘ありがとうございます。プロサッカー選手という職業を超えて『本当に応援してくれる』人達は励みになるし感動もすると思います」

と受け入れながら、

「ただ集まって騒ぎたいだけの人達もいるので」

と釘を刺している。

また、上西氏の公設秘書・笹原雄一氏のツイッターでは「上西小百合に対しレッズサポーターを名乗る人間から複数殺害予告が事務所にきている」と17日に報告している。

18日の「スッキリ!!」では上西氏へのインタビュー映像を放送し、「14歳の時にトヨタカップ(編注:現在のFIFAクラブワールドカップ。1997年にドルトムント出場)を見に行ってドルトムントのファンです」とした上で「本当に親善試合が遊びだと思っているわけでなく、表現の方法でした。ドルトムントが主力を出すことなく浦和が負けたのはひどいんじゃないの、と言わせてもらいました。完全に感想です」と説明した。

「よく言ってくれた加藤浩次」

大のサッカーファンである加藤さんはスタジオで

「『他人に自分の人生乗っけるな』と言いつつ自分はドルトムントのファンだと言っててこれ一緒じゃん。自分を棚に上げちゃだめだよ。同じ立場じゃん」

と切り出し、猛反論した。

「浦和の先制点までドルトムントが7割くらいボールを支配していたんですよ。だから本気じゃなくないですよ。ガンガン支配して、それでも浦和がコーナーキックから1点取ったんです」

加藤さんは、親善試合が「遊び」と表現されたことについても言及。浦和のJリーグでの現状や、ドルトムントは6月に新監督が就任したばかりで「まだチームができあがっていない」ことに触れながら、矢継ぎ早にこう発言した。

「浦和はJ1で(優勝候補とされながら)今8位なんですよ。チーム状態を良くしていかないといけない。新しい選手を使っていかないといけない。それで(主力の)選手をかえていった。ドルトムントも選手をどんどんかえていっている。これが親善試合なんですよ。『ひどい負け方』『親善試合は遊びなのかな』って誰も遊びじゃないですよ。勝つためにやっているんです。次のチームづくりのためにやっているんです」

加藤さんの熱弁にツイッター上では「よく言ってくれた加藤浩次」「有難い」「加藤さんに本当に心から感謝したい」といった投稿が寄せられている。