岡田准一の鉄人ぶりを絶賛

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 故司馬遼太郎氏の名著を映画化した「関ヶ原」の完成披露イベントが7月18日、東京・アーバンドックららぽーと豊洲で行われ、主演の岡田准一をはじめ共演の役所広司、有村架純、平岳大、東出昌大、伊藤歩、滝藤賢一、西岡徳馬、メガホンをとった原田眞人監督が出席した。

 1600年10月21日に起きた、戦国史上最大の天下分け目の決戦・関ヶ原の戦いが題材。さまざまな権謀が渦巻くなか、己の愛と正義を貫き通そうとした石田三成(岡田)の生きざまを軸に、合戦を真っ向から描く。岡田は「誰も挑戦し得なかった、聖域とされていた作品を完成することが出来、報告できることを嬉しく思っています」と晴れやかな表情を見せ、ファンの喝さいを浴びた。

 さらに岡田は、役に込めた思いを「三成公のお墓の前で、喜んでもらえる役柄を演じますと誓いました。三成への評価が変わっていけばいいなと思っています」と告白。そして原田監督が「今この作品を映画化した理由は、岡田さんが三成を演じられる年になるまで、ずっと待っていたから」と説明すると、岡田は「若いころ、時代物ができるようになって欲しいと先輩方に言ってもらえていて、やっと先輩方に見てもらえる本格時代作品を、原田監督に撮っていただいた。原田監督の作品に出たかったので、出演できたことで涙が出る作品でしたね」としみじみと目を細めた。

 そんな姿に、三成とぶつかる東軍・徳川家康役の役所も「岡田くんが汗水たらして動き回って、新しい石田三成像を作り上げた」と太鼓判を押し、「何度見ても新しい発見があることが、いい映画だと思いますが、この映画はそんな作品」と最敬礼。一方、三成に仕える伊賀忍者・初芽役の有村は「時代劇初挑戦で、所作など難しいところもありましたが、刺激的な撮影、とても大事な時間を過ごさせていただきました」と振り返り、岡田は「初めての時代劇で、勉強したいとおっしゃっていたんです。これだけ活躍されているのにそう言えることがすごい、素敵だと思って、見ていました」と脱帽の様子だった。

 また共演陣からは、岡田の撮影中の“鉄人エピソード”が飛び出した。小早川秀秋役の東出は「夜11時くらいまで撮影していて、帰りのロケバスで岡田さんと一緒になったんです。僕は『ビール飲みたい』しか考えていなかったんですが、岡田さんに『帰ったら何するんですか』と聞いたら、『12時くらいだから、トレーニングかな』と言っていて、鉄人だと思った」。役所が「僕も前、岡田くんと一緒に仕事した時に、夜中に走っていましたね。1人で木刀を持って」と明かすと、岡田は「一緒にと誘ったんですけど、『俺はいいや』と断られました」と苦笑していた。

 「関ヶ原」は、8月26日から全国公開。