小柳ルミ子

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 15日、フジテレビ系で生中継された『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』は、ドイツ・ブンデスリーガの強豪であるドルトムントが浦和レッズに2-3で逆転勝ちを収めた。

 久しぶりにJリーグクラブの試合が地上波ゴールデンタイムで放送されたこともあり、普段はJリーグに無関心な層も視聴していたようだ。“あの”上西小百合衆院議員もサポーターを挑発するようなツイートをし、物議を醸している。

 そんな中、サッカー関係者やファンたちが試合以上に注目していたことがある。小柳ルミ子の副音声解説だ。

 小柳といえば筋金入りのサッカー通で知られ、12年間もつけ続けている観戦記「ルミ子ノート」は100冊以上に及ぶという。

 日本では、スポーツのビッグイベントに著名なタレントが起用されることが多い。サッカーでいえば、長きにわたり明石家さんまがそのイスに座っていた。だが近年、サッカーファンの中でさんまへの嫌悪感が高まっていることもあってか(参考記事)、今回新たに小柳が起用されたわけだが、解説力はいかほどだったか? サッカー関係者やライターに聞いてみた。

「ハーフタイムには、スタジオに駆けつけたドルトムントの香川真司に『1年間2,000試合くらい見て、ドルトムントの試合も全部見ています』『ボス監督なら香川選手を上手に使う。前監督の時は、私は(香川を使わないから)イライラしていました。(今シーズンは)もっとガンガンシュートしてください』とダメ出し、香川を苦笑いさせていましたが、そのあたりはさんまさんぽかったですよね(笑)。『○○試合見ている』といったアピールではなく、『前監督の戦術は○○で合わなかったけど、ボス監督は○○なので合うはず』といった分析が欲しかったです。100点満点でいったら、40点くらいでしょうか」(サッカー関係者)

 一方、好意的な意見も。

「僕は85点くらいの評価ですね。立ち上がりの10分で浦和のラインがズルズルと下がった時には、『浦和は相手のスピードを脅威に感じだしている』と考察し、実際にポゼッション率は26:74で浦和が押し込まれていました。さらに、『ドルトムントが15分くらいでゴールを入れないと、浦和に流れきますよ』と試合を読み、その7分後にセットプレーから浦和が先制点を奪いました。サッカーの流れやリズムなど空気感を理解していましたし、タレント解説の枠を超えていたと思います」(サッカーライター)

 では、今後も小柳が起用されることはあるのだろうか?

「あるのではないでしょうか。間違いなく、さんまさんより詳しいと思いますよ」(同)

「サッカーは人生の縮図、社会の縮図、人間関係の縮図」「サッカー選手はみんな息子。全員私の子宮から生まれた(笑)。だからいつもケガが心配」「サッカーと芸能界は通ずるところがある。DFはマネージャー。ミスしたら即失点につながる」など数々の名言が飛び出し、初解説とは思えぬ饒舌っぷりで視聴者を大いに楽しませた小柳。小柳が解説を務めるということで、ポータルサイトのトップニュースに試合の記事が上がるなど、パブリシティ効果もあった。今回の起用は、成功といえるのではないだろうか。
(文=TV Journal編集部)