線路も道路も走るDMV(画像は、徳島県ホームページの資料から)

写真拡大

線路を走るための車輪と道路を走るためのタイヤが付いた、線路と道路の両方を走れる新しい乗り物「DMV(デュアル・モード・ビークル)」の展示・試乗会が徳島県美波町で行われ、話題になっている。

徳島県は、全国初の営業運行を目指している。

「JR北海道からDMVを借り受けた」

徳島県は、2020年の東京五輪・パラリンピックまでに阿佐東線(阿佐海岸鉄道)でDMVを営業運行させる目標を掲げ、高知県や沿線自治体と16年3月、「阿佐東線DMV導入協議会」を立ち上げた。その見た目から、乗客が列車とバスを間違えることなく利用できるうえ、国内外の観光客を呼び込むきっかけになるとみている。

2017年7月16日には、一般向けにDMVの展示・試乗が、薬王寺(徳島県美波町)の駐車場で初めて行われた。試乗会を主催した徳島県南部総合県民局産業交流部の担当者は18日、J-CASTニュースの取材に、「(『協議会』が)JR北海道からDMVを借り受けたと聞いている。18年1月まで借りています」と話す。

DMVについては、JR北海道が2004年に試作車を発表したが、14年に自社での導入を断念し、15年に開発をやめた経緯がある。その一方で、徳島県は2011年に牟岐線牟岐駅(JR四国)と宍喰駅(阿佐海岸鉄道)でDMVの実証実験を開始。12年にはデモンストレーション走行を実施していた。

担当者によると、試乗会では住民ら約80人が次々と車両に乗り込み、約30〜45分間の試乗を楽しんでいた。今後、実用車両の製作や運行区間の決定と、歩を進める。

そうしたなか、インターネットの掲示板などには、

「すっご〜い」「なんか、楽しみ。一度は乗ってみたいかな」「北海道から徳島まで路上で移動したのかな? 線路で移動したのかな?」「ローカルバスの旅のルールでこれはOKなんだろうか」

といった声に、

「道路と軌道の両方を走らせるメリットが今一つわからない」「ふつうのバスでいいのでは?」「タイヤ駆動とか。雨の山間部で乗員増えたら登れないってケース出てきそう」

との冷ややかな声もまじっていた。