台湾初!原住民族の言語で作成された公文書  高齢者に好評

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(花蓮 18日 中央社)蔡英文総統は6月14日、原住民族(先住民)言語の保存と発展を目指す法案「原住民族語言発展法」を公布した。同法では、原住民が多く居住する55の郷・鎮・市・区(市町村区)の役場が、従来の中国語の公文書を、タイヤル語やパイワン語など、原住民族の言語のみで書くことや、中国語と併記することを認めている。これを受けて、東部・花蓮県にあるアミ族の村、光復郷の役場が、初めてのアミ語の公文書作成に取り組んでいる。6月末からこれまでに通知書や議事録など3部が作成され、アミ語を話す高齢者からは、分かりやすいと喜びの声が届いているという。

公文書は横書きで、アミ語の部分はローマ字表記が採用された。役場の担当職員によると、同地のアミ族は大部分がキリスト教徒。賛美歌の歌詞などにも使用されているローマ字は、高齢者にも馴染みがあるとされる。

原住民族語言発展法は、今年5月に国会で成立。原住民族言語を国家の言語と位置付け、語学力検定を設けたり、専任教師を招聘するなどさまざまな措置で言語継承者を育成することなどが盛り込まれている。

(盧太城/編集:塚越西穂)