イギリスで人気を集めるサラ・アッシュクロフトさんは、ファッションブログ<That Pommie Girl>を運営するブロガー。インスタグラムでは73万人以上のフォロワー数を誇り、視聴者数の高いYouTubeチャンネルを持ち、現在ではあらゆるキャンペーンにも引っ張りだこな彼女。

そんな強い影響力を持つインフルエンサーであるサラさんが、SNSでお金を稼ぐための心得や、この世界で生き抜いていくための知恵を、コスモポリタン イギリス版に語ってくれました。

ブロガーとしての始まり

「2013年の3月、まだファッションPR業界で仕事を探していた頃に、自分のブログを始めました。というのも、面接に行くたびにブログはやってないのかと聞かれたからです。

当初は続けるのもなかなか苦しかったです。ブログにある昔の写真は、ほとんど自宅の前の道路で、彼氏か母親に撮ってもらったものばかりでした。

週3のペースでファッションブログを更新していましたが、よく写真のために服を買っては、撮影が終わり次第返品していました。服をすべて手元に置いておくなんてとても無理で…。 毎回新しくて新鮮なコンテンツを提供したいと思っていましたが、それにはたくさんのプレッシャーが伴いました。

当時はただの趣味のつもりでしたし、そんなにすごい努力をしていたわけではないんですけど、よく周りに『あなたが着ると、そんなに高くないものもすごい高級品のように見えるのね』って言われて、それにもプレッシャーを感じてしまっていたのかもしれませんね。

いずれにせよ、ブログの人気が急成長していって、2014年の2月には、ほとんどフルタイム状態に。"ホンモノ"の仕事をしなくてもやっていけるくらい、ブログが独立した"仕事"になっていきました」

ハッシュタグ広告について

「私のフォロワーさんたちはみんなとても熱心な方々で、私が着たものは何でも買いに行ってくれるんです。おかげでブログがお金を生み出す仕事になってくれました。だからこそ、フルタイムで出来るようになったんだと思います。

ブログやインスタグラムの人気が出れば出るほど、多くのブランドが私に無料でいろんな物を送ってくれるようになりました。そのおかげで、服の投稿がだいぶ楽になりました。インスタのフォロワー数が20万人に達した頃に初めて、私は1投稿に対する金額設定を設けるようになりました。それまでは『スポンサーポスト1枚に、いくらかかりますか?』なんて聞かれたことがありませんでしたから、投稿でお金が稼げるなんて思いもしなかったんです」

Until next time Ibiza 🙌🏼💦 thanks @bondisands for the best time! #bondisandsontour

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「私はこの仕事を趣味の一環として楽しみながらやってきましたが、今ではそういう人が減ってきたように感じます。ブロガーは今や飽和状態で、スポンサーを得るためだったり、お金が欲しくて書く人も増えているので、単純に"好きだから"っていう人が少なくなってきてますね。

私は本来PRの仕事がしたかったので、今ではそれを別の側面から楽しむことができていると思います。クライアントを旅行や美味しいお店に連れて行く代わりに、連れて行ってもらえる側になったというわけです」

影響力の力

「そうするうちに、フォロワーさんたちがいかに私自身や、私の考えを熱心に見てくれているかに気づくようになり、投稿するアイテムをブランド側に指定されるのではなく、むしろ私がブランド側に提案すべきなんじゃないかと思うようになりました。私のフォロワーが求めているものを一番よく理解しているのは、私自身ですから。

SNSも同様です。最近はブログをあまり書いていませんが、インスタ上で服を見てくれた人たちは、すぐにその場で、その商品がどこのものなのかを知りたがります。だから私はYouTubeをやっているんです。YouTubeなら、視聴者にもっと自分を知ってもらえるし、親密さを増して繋がっていけますから。

インスタの人気が終わる時代が来たらどうなるんだろう…という点についても、いつも考えます。だから私は、ソーシャルメディアと一緒に消滅しないようなビジネスを作りたいと常日頃から思っています。それはすなわち、もっとフォロワーの方たちと繋がって、一緒に成長していくこと。彼らからのサポートを、ビジネスにつなげていくことです。だから、近々自分自身のブランドをローンチしたいと考えているんです。他のブランドから提供されたものではなく、私だけの独自のブランドを」

インターネットで有名になるということ

「インターネットの知名度は本物じゃありません。例えば私にフォロワーがいなかったら、誰も知らないただの女性です。インターネットの外にあるのが本当の私の生活ですから、自分が有名人だとは思っていません。そんな私がたまたまやっているのがSNSなだけで、だからSNSに生活を乗っ取られるということもありません。

また、私はセレブではないので、みなさんにとって繋がりやすい存在でなければなりません。誰かに『そのジャケットどこで買ったの?』と聞かれたら、無視しないできちんと答えます。そのために私がいるわけですから。フォロワーのみなさんに、私と繋がれると思ってもらえることはとても大切です。それは同時に、自分らしくいることや、仮面を被らずオープンでいることも意味します。なので、毎日1時間半かけて、みなさんのコメントに応えています。

インスタ投稿1つのために、毎回約500枚の写真を撮ります。以前は1日に3回投稿していましたが、今では1日1ポストに留めています。それによって、その1ポストの閲覧数が上がりますし、内容にもよりこだわるようになりました」

Couldn't be happier with my semi permanent lashes by the amazing @lovebeautytraining 🙌🏼 head to my insta story for a closer look!

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ライバルは仲間にもなり得る

「ブログの世界は、お互いライバル同士というのもあって、時に偽物の人間関係もありますが、私はこの数年で本当に良いブロガー仲間を作ることができました。

また、昔から仲のいい友達もたくさんいます。彼女たちは私がインスタをやっているから友達でいるわけではなく、私を丸ごと信頼してくれている人たちで、業界の外にそういった仲間がいることは本当に幸いです。

相手が自分のことを純粋に好きで話しかけてくれてるのか、あるいはインスタ上で有名だから繋がりたいと思っているだけなのかの判断は、なかなか難しいものがあります。中には、私の名前を無断で使ったりする人もいますから。

でも人を見る目はある方なので。そういう人が来ると、大体見抜いちゃいますけどね」

New vlog of my week has gone live on my YouTube channel 💁🏻 link is in my insta stories 💗

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未来のソーシャルメディアのスターたち

「正直、今のブログ業界は厳しいです。でも、もしそこに挑戦を仕掛けたいという人がいるなら、どんどんやってみて欲しいと思います。但し、他の人がやっていることを真似していては意味がありません。目立つためには、完全にオリジナルの、自分らしいことをやっていかなければいけません。

インスタグラムのページも、"自分らしさ"を表現することをおすすめします。本来は、それこそがブログの基本だと思うんです。周囲の人のやり方に囚われてしまう人が本当に多いですけど、それじゃ自分自身が熱中できないじゃないですか。

私は周りからどう思われているかなんて気にしたことはありません。それってこの業界で生き延びていくために、本当に必要な要素だと思うんです。自分の芯をしっかり持って、周りの意見に流されないようにしなきゃいけない。あと、自分に自信を持つこと。自分が好きだからやるんだって思えるのが一番です」

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: 名和友梨香

COSMOPOLITAN UK