前回「初島アイランドリゾート」を満喫したあと向かった先は、伊東です。フェリーで30分ほど揺られて、伊東港へ。

初めて降り立った伊東の港は、賑やかな熱海港に比べればだいぶ静かで、落ち着いた雰囲気。そこから5分ほど歩くと、「星野リゾート 界 アンジン」が見えてきます。

黒船に乗った青い目のサムライ、三浦按針がテーマ





一度は泊まりたい宿として有名な星のや。ちょうど今年の4月にリニューアルオープンしたこと、初島から近いということもあり、思いきって予約してみました。星のやグループの中では料金もお安めなので、20代カップルのごほうび旅にも最適です。



まず驚いたのは、その外観。周囲の景観からは完全に浮いているそれは、一種異様な雰囲気を醸し出しています。

後ほどスタッフさんに聞いたところによると、「黒船」をイメージしたそう。このお宿は江戸時代初期にイギリスから日本に移住した航海士・三浦按針がテーマになっていて、黒い外観は「異彩を放つ」狙いがあるとのこと。なるほど、と頷くと同時に、夜遅く到着した人は建物がわからず迷子になるんじゃないかといらぬ心配も。

ロビーや客室にも、随所に海や船旅をテーマにしたデザインが施されています。

見渡すかぎりオーシャンビュー!





泊まったお部屋は、「按針みなとの間 オーシャンビューダブル」。ここは全室がオーシャンビューになっていて、目の前に広がる絶景を見ながらローソファでくつろぐことができます。

ゆとりのあるキングサイズのダブルベッドには、界オリジナル寝具「ふわくもスリープ」を使用。これが重力をまったく感じない圧倒的な柔らかさで、かつてないほど熟睡できたのには驚きました。とくに枕が気に入った私。どこで買えるか聞いたところ、残念ながらオリジナルなので非売品とのこと…とにかくこの寝心地、一度は試す価値アリです。



また最上階には船の甲板をモチーフにした「サンブエナデッキ」があり、ここでは19時までなんと生ビール2種が飲み放題。ビール党の私は海風を感じながらお風呂前に飲み、お風呂上がりに飲みと、「天国にやって来た」錯覚さえ抱きました。

もちろんジュースやお茶、数種類のアイスキャンディーもあるので、飲めない人にもうれしいサービスですね。



温泉もこれまた最高で、目の前に広がる太平洋を一望できる大浴場に、岩造りの露天風呂。海風を感じながら空の移り変わりを見ていると、やっぱり「天国にやって来た」という気分になってきます。

お風呂上がりには海沿いの按針メモリアルパークやなぎさ公園を散策。地元の人たちが犬連れで散歩しているのどかな風景のなか、私たちはバトミントンをして汗を流しました。

季節の会席料理に、職人魂を感じるパーテーション





夕食は食堂にて、伊豆の名産を味わえる先付「和のフィッシュアンドチップス」や、英国のアフタヌーンティーをイメージした木の器の八寸、台の物「魚介と柑橘の紙蓋焼き」など、バラエティ豊かに海の幸を楽しめる会席料理。いずれも一つずつ丁寧に作られたのがよくわかる、上品で優しい味わい。翌朝の朝食もすばらしかったのですが、こちらは泊まってからのお楽しみ。



個人的に興味深かったのが、「この宿で一番こだわって作りました」という作品、ならぬ食堂のパーテーション。乃南アサや向田邦子、松本清張などの私も大好きな作家さんの古本を「ざっくり切って貼り付ける」というダイナミックなセンスに、ビシバシ感じる職人魂。

ダンボールを細かく折ったパーテーションは、一見すると地味ながら実は最も手が込んでいて、一人の職人さんが3日間かけて作ったものらしいです。これまた必見。
ちなみにホテル内のインテリア、内装はすべて著名なデザイングループ「スーパーポテト」が手がけたそう。



このお宿ではスタッフさんの、終始「痒いところに手が届く」「至れり尽くせり」なサービスに感動。なんどもここから帰りたくない…と思いましたが、ずっといれば間違いなく廃人になるでしょう。

また、車で30分ほどの距離にある城ヶ崎公園では、ハイキングコースの中にある全長48m、高さ23mの海の吊橋を楽しむことができるので、アクティブなカップルはぜひ♪

星野リゾート 界 アンジン
〒414-0023
静岡県伊東市渚町5-12
公式HP