人は得てして自分をよく見せようとするので、自分の短所や弱い部分をすすんで明かしたりはしないでしょう。口にするのは大体、長所や成功談になるのではないでしょうか。

でも人から好感を持たれるきっかけは、「失敗談」だったりするかも。「The School of Life」は、その効果を説明しています。

親しい関係を築くため

Image byThe School of Life

礼儀正しい人ほど、幼いころから「自分の話をあまりすべきではない」という考えを教え込まれているものです。それよりむしろ、ニュースの話題など、一般的な共通する話題で話すべきだと。

だけど、なかには自分のことを進んで話したがる人もいます。こうした人の多くは、相手に自分の魅力を知ってもらいたくて、成功談や自慢話をしてしまう傾向にあるのだそう。

確かに、人から気に入ってもらうためには、自分がいかにすごい人間であるかをアピールすることは大切かもしれません。例えば、ビジネスにおいての資金調達など、自らのセールスポイントをきちんと相手に強調できる必要は多分にあるし…。

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ですが、プライベートな場面では、あなたが悲しかったこと、寂しかったこと、失恋話失敗談などを、あえて積極的に人に話してみる方がベターだと動画は伝えています。

なぜか?

他人の失敗談を聞いた時、私たちは安心感を覚えるからです。「人生は上手くいかない」、こう感じることは誰にでもありますよね。それが自分一人ではないことに安堵する、ということだそう。

逆に成功談(本当かどうかは別として)は、テレビでもネットでも、星の数ほど転がっています。「人生に苦しんでいるのは自分一人ではなない」、と知って不安感を取り除くことができるのは、同じように生活している誰かの失敗談。

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前述した通り、自分のサクセスストーリーを語ることは、ビジネスにおける有効な手段。ただ、それ以外の場面ではたしてどれだけ役に立つでしょう。

自慢話を聞かされた方は、表向きは良い反応をするかもしれませんが、実のところ嫉妬や反感を持たれることの方が世の中は多いんじゃないでしょうか。かたや失敗談の方はというと、より親しい人間関係を築くキッカケになることも。

でも、過去の傷を人に見せるということは、弱みをにぎられる可能性も。そう、カミングアウトするのは誰だって怖いものですからね。

それだとしても、ミスを話すべきだと動画は念押し。その失敗を受け入れてくれたり、共感してくれたり、笑いに変えてくれる相手ならば、その人とはきっと良好な関係を築けるはずだから、と。

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