<全英オープン 事前情報◇17日◇ロイヤルバークデール(7,156ヤード・パー70)>
英国・イングランドにあるロイヤルバークデールで開催される海外メジャー第3戦「全英オープン」。6度目の全英出場となる谷原秀人は、東北福祉大学の1学年下のツアープロ・谷口拓也をキャディに従えて、特別な思いで臨む。
谷口は松山の先輩でもある、パッティングをチェックする姿も
 
今季は欧米をまたにかけて戦う谷原。2週前にはアイルランドのリンクスで開催された欧州ツアーの「アイリッシュオープン」で優勝争いに絡んで10位タイに入った。先週はウィンブルドンでテニスを観戦するなど過ごし、土曜日にコース入り。土曜日はインの9ホール、日曜日は14ホールを回りこの日は練習のみで終えた。
ロイヤルバークデールは2008年に次いで2度目の出場。「コースは全く覚えていませんでした。フェアウェイが狭いし、全部難しい」としながらも、アイリッシュオープンは「距離は短かったけど、もっと狭かった。(リンクスへの)慣れもあるし、イメージを出しやすい」と前戦の経験を生かして戦える。
ツアー通算2勝の谷口は、大学時代、そしてプロになっても常に行動をともにしてきた気心しれる間柄だ。「全米オープン」から谷口がキャディをつとめて、この試合で4戦目だが2人にはある思いがある。谷原とも親交の深かった谷口の父、隆政さんが7月6日に他界。2月に悪性リンパ腫が発覚して、余命2カ月といわれながら闘病生活を送っていた。息子が欧州ツアーで谷原のキャディをすると知ると、全英で谷原のキャディを務めて戦う姿を楽しみにしていたという。
「(谷口は)キャディバッグが重いとかいっているけど、コースチェックとか張り切ってやっているし、なんか俺のためにスゲーがんばっている感じがハンパないです。昨日も、カレーライスを作ってくれましたし。もう欧州で2試合一緒に戦っていますが、全英は特にありますよ、戦う気持ちが」と、隆政さんのためにもいいプレーをすることを誓う。谷口も「オヤジが楽しみにしていたから」と全力でサポートする構えだ。今季、欧州ツアーのポイントレースでは10位と欧州の舞台でも結果を残している。後輩と二人三脚で、その名を世界にとどろかせる。

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