新監督もバルサスタイル貫く

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最近10年間、サッカー界を席巻してきた勝者のチーム、FCバルセロナが持つ伝統のスタイルをエルネスト・バルベルデが継承する意向を持つ事を選手達が理解するのに時間はかからなかった。

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まだわずか7回のトレーニング(代表組や日本に滞在していた4選手が揃った状態で行われたトレーニングは3回)しか行われていないが、ロッカールームから挙がっている声はルイス・エンリケのスタイルよりもペップ・グアルディオラのそれを彷彿とさせるというものだ。

バルベルデの就任は原点への回帰とも言えるボールとのトレーニングを最優先するスタイルにチームを向かわせると考えられる。
確かに彼の前任者のルイス・エンリケのストロングポイントはトレーニングの方法論にあった。
彼は持ち前の個性や単調になる事を防ぐために面白いアクティビティーをセッションに織り交ぜるなどの工夫で全ての選手達をトレーニングに100%集中させる事に成功していた。
しかし、ルチョ(ルイス・エンリケ)はフィジカルトレーニングや数値の記録に病的なほどの強迫観念を持っていた。それは時々、試合に勝利するために選手が持つ最大の武器がボールである事を彼から忘れさせていた。

プレシーズン序盤のこの時期はよりフィジカル面を重視した内容となるとはいえ、バルベルデはチームが試合の絶対的な主役であり続けるべきと考えており、トレーニングの大半はボールを使用したセッションから成る。
素早いボールの循環、プレッシャー、秩序、コンパクトなライン間、常に相手のゴールを狙いながらのプレーが新監督の就任で失われる事は微塵もないと思われる。

バルベルデの時代はまだ始まったばかりであり、判断を下すのは時期早々だが、このアスレティック・ビルバオの元指揮官はルイス・エンリケの就任と共にかすんでいたと思われるいくつかのコンセプトを蘇らせる事だろう。