<全英オープン 事前情報◇17日◇ロイヤルバークデール(7,156ヤード・パー70)>
イングランドにあるロイヤルバークデールで開催される、海外メジャー第3戦「全英オープン」。宮里優作は前日18ホールに続いて、この日はOUTの9ホールをラウンド。当初は18ホールを回る予定だったが「確認したいことがあった。セットアップの部分で。あまりコントロールができていなかったので、あのまま回ったら悪いイメージが残ってしまう」と途中で切り上げた。今大会は2014年、16年に続いて3度目とあって気負いすぎることもなく冷静に調整を続けている。
【全米女子OPフォトギャラリー】宮里藍、最後の全米女子オープン
クラブセッティングも全英用に特に変えることもなく、前戦となった国内男子ツアー「長嶋茂雄招待 セガサミーカップ」の時のまま。唯一ボールは「風に強い球を打っていかなくてはいけないというのはあった」と、テストでスピン量が減って風に強いという手ごたえを得たブリヂストンの新製品「TOUR B X」を使っているが、こちらも「セガサミーカップ」から投入済みで感触に違和感はない。過去2度は予選落ちに終わっているが「もう3度目なので、ある程度慣れた部分もある。不安はあまりないですね」と自信をのぞかせた。
海を隔てた米国では今季限りで引退を表明している妹の藍が最後の「全米女子オープン」を戦い終えた。41位タイで終えたプレーはネット速報で逐一チェックしていたといい、「乗れそうで乗れない感じだったね、(藍の)コメント通り。バーディの後にボギーが来たり。いい流れの時はバーディが続くものだけど」とまずは4日間の戦いをねぎらった。
自身が海外での戦いに挑む度に感じるのが、妹の存在感だ。2014年にはこのロイヤルバークデールで行われた「全英リコー女子オープン」を訪れたが、妹の写真入りののぼりが多数上がっているのに改めて驚いた。“優作”の名前を知らない海外ギャラリーから「アイ・ミヤザトは親戚なの?」と聞かれるのはもはや日常。「来るたびに言われるから“有名だなぁ”って思いますね(笑)妹って言うと驚かれる。税関でもチェックする人に言われるんですよ。早く通してくれって思うけど(笑)」。
もちろん、海外でも藍ちゃんのお兄ちゃんで終わるつもりはない。「(ユウサクミヤザトも)一瞬でもいいので、何かでね。今週頑張ります(笑)」。まずは結果でゴルフ発祥の地に名前を刻みたい。
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