我々の社会を動かすものとはなんだろう? 石油か? 半導体か? 確かにそうだろう。オンラインで発注すれば次の日には商品が家に届くし、チリや中国から店舗に食品が届けられるまでにはいくらかの石油や電力が消費される。

だがこれらの取引は信用のうえに成り立っているものだ。買い手は売り手が商品を届けることを信用し、顧客はサプライヤーが商品を届けることを信用している。そしてどちらのサイドも銀行が取引を正確に行うことを信用している。

コネクテッドな市場、デバイス、社会的集団は、我々の生活をより多様で豊かなものにしてくれてはいるが、トラッキングやアンケート、そのほかのデータ流出の報告があがるたびネットワークに対する我々の信頼を傷つけられている。顧客はハッカーの攻撃によって彼らが利用する金融機関やオンラインストア、保健医療サービスあるいは政府の健常性が損なわれることを恐れている。企業はサイバーセキュリティに大量の資金を投入することで、取引を停止されることや顧客の機嫌を損ねてやろうとする輩から先手を打とうとしているところだ。

IoTは我々に究極の脆弱性をさらけ出しているように見受けられる。センサーからオンボードコンピュータに至るまで、あらゆるものが乗っ取り可能だ。そんな中、分散化された匿名性の巨大ネットワークを強みとするブロックチェーンは、問題解決策として注目を集めている。

 

サイバー化された取引記録管理

ブロックチェーンのプロトコルは、犯罪ケースの書類記録管理のように機能する。システム上のあらゆる取引はタイムスタンプで記録され証拠となるため、特定可能となる。取引には無秩序に構成されて変更不可能なプライベートキーが割り当てられ、管理者は誰が、いつどこで何を行ったかを追跡することが可能だ。
この動作によりあらゆる出来事を証明することができ、システムはより安全かつ信頼性の高いものとなる。

今あるセキュリティ技術に依存しているクラウドアーキテクチャは、中央集約的なものであるため、脆弱性を有している。個人ユーザーは毎回承認のやり取りをせねばならず、その一つ一つのやり取りが危険にさらされているのである。ブロックチェーンの動作は個人やそれぞれのマシンではなく、ソフトウェアとシステムが相互装置のやり取りを管理する。

ブロックチェーンにかける将来の取引の信頼性(2)

SARA GARDNER
[原文4]