サッカー史に残る「史上最高のボレーシュート」はどれだ!編集部が考える

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サッカーというスポーツにおいて、最も迫力ある得点パターンの一つ「ボレーシュート」。

ボレーシュートの「ボレー」とはバレーボールの「バレー(volley)」と同じであり、「地面に着かないうちに打ち返す」という意味だ。つまり、空中に浮いているボールをシュートすることである。

そこで今回は、編集部のそれぞれに「サッカー史に残る史上最高のボレー」を二つまで選んでもらった。

あなたが考える最高のボレーは?

編集部O

※「YouTubeで見る」からご覧ください

試合情報:UEFA EURO88 決勝
対戦カード:ソ連 0 - 2 オランダ
日時:1988年6月25日
選手名:マルコ・ファン・バステン(54分)

【コメント】

角度のないところからインサイド気味に叩き、ドライブ回転でファーサイドのゴールネットへ。何度見ても信じられない弾道。繊細さの極みだ。

試合情報:2001-02 UEFA チャンピオンズリーグ 決勝
対戦カード:レヴァークーゼン 1-2 レアル・マドリー
日時:2002年5月15日
選手名:ジネディーヌ・ジダン(45分)

【コメント】

もう一つ選んだファン・バステンもそうだが、決勝という舞台でこのプレーを選択する凄さ、そして実際に決めてしまう実行力に器の違いを感じさせる。クロスを上げたロべカルも、結果的にナイスアシスト。

編集部I

※03:25から

試合情報:国際親善試合
対戦カード:スウェーデン代表 4-2 イングランド代表
日時:2012年11月14日
選手名:ズラタン・イブラヒモヴィッチ(90+1分)

【コメント】

バイシクルとボレー、どちらにおいても歴史に残るゴール。あそこから狙おうとする考えがまずありえないが、とんでもない打点からのアクロバティックなボレーで決めてしまうのはさすがと言うほかない。

※01:09から

試合情報:2006-07 FAプレミアリーグ 第21節
対戦カード:アーセナル 4-0 チャールトン・アスレティック
日時:2006年9月30日
選手名:ロビン・ファン・ペルシー(90分)

【コメント】

ボックス外からの驚愕のジャンピングボレー。すぐそばに相手選手もいたのだが、そんなことはお構いなしだった。ヴェンゲル監督も「空前絶後のゴール。ロビンは全速力とフルパワーでボールを捕らえた。そのテクニックと動きは完璧だった。アンビリーバブル」と絶賛していた。

編集部H

試合情報:2003 リーグ ディビジョン1 1stステージ 第14節 
対戦カード:ガンバ大阪 1-2 横浜F・マリノス
日時:2003年7月26日
選手名:久保 竜彦

【コメント】

ゴールそのものも美しいが、試合後「どうしてボレーを選択したのか?」と問われた際のコメントは衝撃だった。「トラップするのが面倒だったから」。

試合情報:2001-02 UEFA チャンピオンズリーグ 決勝
対戦カード:レヴァークーゼン 1-2 レアル・マドリー
日時:2002年5月15日
選手名:ジネディーヌ・ジダン(45分)

【コメント】

いろいろなゴールを見返し、どれが一番だろうかと頭を悩ませたが、その作業を繰り返す間に、何度も脳裏に浮かんだのがジダンのこのボレーだった。技術・美しさ・状況と全てを兼備したこのゴールは、意識せずともすでに私の一部となっていたのだ。

編集部Q

試合情報:2001-02 UEFA チャンピオンズリーグ 決勝
対戦カード:レヴァークーゼン 1-2 レアル・マドリー
日時:2002年5月15日
選手名:ジネディーヌ・ジダン(45分)

【コメント】

1-1で迎えた45分、ロベルト・カルロスからのクロスを左足ボレーで合わせた。あまりにスムーズな一連の流れはさすがジダンとしかいいようのない超絶テクニックがあってこそ。伝説のゴールと呼ばれ今でも語り継がれている。

※「YouTubeで見る」からご覧ください

試合情報:UEFA EURO88 決勝
対戦カード:ソ連 0 - 2 オランダ
日時:1988年6月25日
選手名:マルコ・ファン・バステン(54分)

【コメント】

EURO88の決勝はグループステージでも戦ったオランダとソ連の一戦だった。左サイドのミューレンからのふんわりとしたクロスを右45度の難しい角度から左サイドに蹴りこんで見せた。オランダはグループステージで負けた借りを返す見事な完勝。ファン・バステンも1988年のバロンドールに輝いている。

編集部S

※「YouTubeで見る」からご覧ください。01:48から

試合情報:UEFA EURO2012 グループステージ第3節
対戦カード:スウェーデン代表 2-0 フランス代表
日時:2012年6月19日
選手名:ズラタン・イブラヒモヴィッチ(54分)

【コメント】

EURO2012のグループDは、最終節を残し4ヵ国中3チームに勝ち抜けの可能性が残されているという状況。二つの椅子を巡ってフランス、イングランド、ウクライナが争っていたのだが、すでに可能性を失っていたスウェーデンの大エースが珠玉の一撃を決める。

大きな体を折り曲げた豪快なボレーはあまりに華麗であり、こうした大一番で決めるイブラヒモヴィッチの勝負強さに鳥肌が立った。知名度や難易度こそイングランド戦のバイシクルに軍配が上がるが、ズラタンの“凄み”のようなものはこちらの方からより感じられる。

試合情報:2001-02 UEFA チャンピオンズリーグ 決勝
対戦カード:レヴァークーゼン 1-2 レアル・マドリー
日時:2002年5月15日
選手名:ジネディーヌ・ジダン(45分)

【コメント】

「史上最高のボレー」であることはもちろんのこと、「史上最高のゴール」はもうジダンのこのボレーでいいのではないかと思う。

史上最高クラスの選手がCL決勝という最高のステージで決めた最高に美しいシュートだ。究極的な美を備えながら、クロスがジダンの左足に吸い込まれるようにして落ちてくるあたりに神秘性すら感じる。

ジダンはCL決勝で2度も涙をのんでおり、マドリーへの移籍はまさにビッグイヤーを求めてのものだった。そうしたトラウマを自らの足で払拭して見せるあたりにもストーリーを感じる。ジダンがジダンであることを証明した一撃と言えよう。

編集部K

※03:10から

試合情報:AFCアジアカップ2011 決勝
対戦カード:オーストラリア代表 0-1 日本代表
日時:2011年1月29日
選手名:李 忠成(109分)

【コメント】

スゴいボレーシュートは数あるが、日本人にとって史上最高といえば李忠成しかないだろう。決勝戦という舞台、延長というシチュエーション、「ヒーローになる」というクールすぎるコメント、そしてセルジオ越後…。