夜の熱中症対策 ポイントは飲み物と扇風機

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 まもなく夏本番だが、実は、家で熱中症になるリスクは高く全体の約4割を占めている。その中でも、特に寝るときには注意が必要だ。

■家での熱中症は、居間と寝室が多い

 16日、東京都心では今年一番の暑さになり、今週も30℃以上の真夏日が続く予想だ。しかし、高温になるのは外だけではなく家の中も。

 家の中で熱中症が一番多い場所は、長い時間を過ごす居間。その次は、なんと寝室だという。日中に太陽の熱で温まった建物の屋根や壁は、冷めにくく夜でも室温が30℃を超えることもある。

 特に、高齢者は冷えや節電などを理由に冷房をあまり使用せず、住宅での熱中症が約6割にものぼる。では、夜の熱中症を予防するには、どうすればいいのだろうか?帝京大学医学部付属病院・高度救命救急センター長の三宅先生に聞いた。

■寝る前の飲み物に注意!

――寝る前に気をつける飲み物は?

 三宅先生「基本的にはアルコール、カフェインを含んでいる飲み物です」

 アルコールやコーヒー、緑茶などに含まれるカフェインには、利尿作用があるため、せっかく水分をとっても、排出されてしまい熱中症のリスクが高まってしまう。

 寝る前に飲むのは基本は“お水”。冷たいものは寝付きを悪くするため“常温”がよい。脱水ぎみの人には経口補水液やスポーツドリンクもオススメだ。

 また、水分は飲みだめができないので、トイレに目が覚めたときなどに、こまめに水分補給をすることが肝要だ。

■冷房と扇風機の合わせ技は効果的!

 そして、熱中症を防ぐには室温を下げることも重要だ。

 三宅先生「エアコンだけに頼るのではなく、涼しくなってきたら扇風機は空気を混ぜるために使う」

 冷房の冷たい空気は下に、温かい空気は上にたまる。そこで、扇風機を天井にあてて空気を混ぜ、部屋全体に風を送ることで冷房の温度は少し高めでも涼しく感じるという。冷たい空気が下にたまり続けるのを防ぐことで、冷房による冷えを予防することにもつながる。

 また、産業医科大学の堀江先生によると、腕や脚には血管が多く、そこから熱を外に出すので、寝苦しい時はゆるくブカブカな風通しの良い半袖・半ズボンを着るといいそうだ。