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クラシックカーで満足したならば複葉機?

オークションとは素晴らしいものだ。クルマじゃなくったって、時計やビンテージのエナメル看板、小道具や古書など、欲しいものに入札ができる。

しかし複葉機なんていう飛行機の出品はめったにない。

クラシックな飛行機をあつかうオークションがあるとすれば、それは今年の9月9日に開催される「グッドウッド・リバイバル」だ。

史上初、1934年製のデ・ハビランドDH84ドラゴン複葉機(トップ写真)が出品される。

この機体、約20年前にノーマン社でフルレストアがおこなわれ現役飛行もできる世界で5本の指に入る貴重なもの。

レストアされた後は生まれ故郷のオーストラリアで第2の人生を歩み始めた。この機体はかつてオーストラリア空軍の訓練機で、戦後に一般人の手に渡ったのち、アリス・スプリングスを起点に救急サービスのマシンとして活躍した機体だった。

DH84 その生い立ちとは?

ノーマン社に影響を受けたエンジニアのデスモンドが、ツインエンジンの飛行機製作に取り掛かり、これまで1300もの試作機を作ったが、ドラゴンズはイギリス産の155機と87機のオーストラリア産の機体が作られた。

「DH84はかつて一世を風靡した機体でした」とボナムスのジェームズ・ナイトは語る。

「天候に左右されることなく、たった6人ですが、プライベートや商用、また軍用で人を乗せて遠い距離を空路で移動することを可能にしたのがこのドラゴンズです」

「グッドウッドにてお目にかかることができますし、輝かしい時代の、美しい姿のまま新たなオーナーのもとへ嫁いでくれることを願うばかりですね」そう締めくくった。