“PPAP”で世界的ブームを巻き起こしたピコ太郎が、今夏『ピコ太郎のララバイラーラーバイ』でアニメ界に進出! 谷口 崇監督が描いた絵をもとに、ピコ太郎が台本ナシのアドリブでおとぎ話を語るという手法で作られる異色作。

 テレビ東京での放送に先行する形でWeb限定版第1話〜第3話の配信が決定し、本日7月17日より第1話「マッチ売りの少女」がYoutube、映像配信サービス“dTV”、“あにてれ”で公開中だ。

 本作について、ピコ太郎のプロデューサーで企画・原案・音楽を務める古坂大魔王にインタビュー! 本作への思いやこだわりをたっぷり語ります。

 

――本作の制作が決定した際のお気持ちは?

 ピコ太郎をプロデュースし始めた時からずっと、実はアニメ化という目標もあったんですね。とはいえ、実際にはどうするんだろう? ピコ太郎は、ただのシンガーソングライターなのに…。そういう話を(本作の監督を務める)谷口(崇)さんとしていて、じゃあ、昔話を子守歌みたいにして読むのは面白いのでは? というところからこの企画が始まり、なんと実現しました。ツイッターなどでもマジか!って反応ばかりでしたね。でも、フォロワーさんよりも、こっちのほうが10倍マジか!って思っています。

――アニメの制作において、意識されたポイントは?

 ピコ太郎は、僕が言うのも変ですけど、あんなヤツあんまいないと思うんですよね。曲も、売れると思わずに作っているんです。というより、「どうすれば売れないか」というのを考えているんですよ。「これをやると売れ筋になる、よし逃げよう」って。そうやって、逃げて逃げて逃げまくっていたら、いつの間にか表に出てきてしまったんです。だからこのアニメも、“普通”になるのは避けたいと思いました。  

 あと、アニメってすごい手間暇がかかるじゃないですか。それで手失敗すると、みんながとても苦しむので、あまり手間がかからないやつがいいなと。そこで、そんなに動かない紙芝居方式を思いつきました。セリフに関しては、本当にその場の思いつきを、谷口さんの目で編集してもらうのがいいのかなということで、谷口さんに一枚の絵だけ描いてきてもらって、それを収録ブースの中で勝手にストーリーを作って終わり。編集の際には間とかを潰すんですけど、そうじゃなくて“センテンス”を潰しちゃえって。もうワンセンテンスだけでいいんじゃないかと。この中で一番面白いやつだけをポンって入れて、あとはもう捨てる。いわば“断捨離アニメ”ですね。僕は“ピコ太郎の頭の中のシャトーブリアン”って呼んでいます。

――3分という尺にされた理由は?

 みなさん忙しいので、3分以上、時間無いですよね。本当は1分とかでもいいのかなって思ったんですけど、それだとザッピングでかすらないので、この尺に落ち着きました。

 

――この作品のコンセプトは?

 コンセプトは“大人と一緒に子どもに観てもらいたいアニメ”ですね。大人の説明付きで子供に観てもらいたい。子どもだけで観ると困惑すると思うので、家族で話し合いながら「これは何だったのママ?」「わからないね。でもきっとこうなんじゃないか」「次また観てみようか。あ、でもわからないね」みたいな。そうやって、家族の絆が育まれたら嬉しいです。

――ほかにもこんな方に観てほしい、というのはありますか?

 現代って、情報過多で、様々な情報が瞬時に入ってくると思うんですよ。しかもそこには結構有益なものも多いと思うんですね。たとえば、こうするとこれがいくら安くなるとか。そんな有益な情報に溢れているなか、なんの役にも立たない、成長過程に必要ない無益な情報はいかがですか?っていう(笑)。有益な情報をいったんリセットして、“無”になりませんか? そんな、無駄なアニメです。疲れたときとか、ボーっとしたいときに観ていただけたらと思います。

――今回台本なしの収録でしたが、それに挑むまでのお気持ちと収録を終えての感想は?

 僕も台本のない中からコントを作りますが、作り手はみんな必ず、何も無いところから作っていくんですね。そして、作り始めて思い浮かんだ瞬間が一番面白いんですよ。でも、その思い浮かんだものを精査していくといろんな気持ちが混ざってくるんです。分かりづらいかなとか、コンプライアンス的にどうかとか、スポンサーはどう思うだろうとか、いろいろ考えちゃうんですが、それが一番余計な邪念かなと。“思いついた瞬間”を聴いてもらいたい、観てもらいたい。だからもう台本とかなくていいんじゃないかという結論になりました。実際、これは台本があったらできないなっていうものが作れました。谷口さんの絵も素晴らしく、とても満足のいくも仕上がりになったと思います。

――最後にファンのみなさんに一言お願いします。

 ファンのみなさま、いるとしたら周りから迫害を受けていると思います。ピコ太郎を好きと言うと、だいたい「は?」と言われると思います。その「は?」を誇りに思ってください。あなたは異質です。あと「ピコ太郎の歌つまんねぇな」とか「もうPPAP飽きたよ」とか、そういう人でも、谷口さんの絵があるのでイケると思います。

 無駄な時間をとても無駄に過ごせる作品となっていますので、超期待してハードルをガンガン上げてください。僕らはそのハードルの下をくぐっていきます。よろしくお願いします!

 

Text=PASH!PLUS編集部

 

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DATA
公式サイト:http://avex.jp/piko-lullaby/
公式Twitter:@pikoanime_PR
STAFF:
企画・原案=古坂大魔王
監督/キャラクターデザイン=谷口 崇
音楽=古坂大魔王
アニメーション制作=DLE 
製作=ピコ太郎のララバイラーラバイ製作委員会

CAST:
ピコ太郎=ピコ太郎
その他すべて=ピコ太郎

©ピコ太郎/ピコ太郎のララバイラーラバイ製作委員会