米国旗(左)とイラン国旗。米ニューヨークの国連本部で(2016年4月19日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イランで昨年夏にスパイ容疑で拘束されていた中国系米国人の男性が、禁錮10年の判決を言い渡された。地元メディアが16日報じた。

 イラン司法府公認の通信社ミザンオンライン(Mizanonline)によると、男性はシーユエ・ワン(Xiyue Wang)さん(37)。中国・北京(Beijing)生まれで、米プリンストン大学(Princeton University)の研究者だという。昨年8月8日にイランを出国しようとした際に拘束された。

 ワンさんは、米英の複数の機関のために機密文書を収集する「潜入計画」に関与していたとミザンオンラインは報じている。情報提供先にはプリンストン大学、米国務省、ハーバード大学(Harvard University)ケネディ行政大学院(Kennedy School of Government、ケネディスクール)、英ペルシャ研究所(British Institute for Persian Studies)が含まれるという。

 ミザンオンラインは「彼は拘束されるまでに、イランの文書4500ページ分をデジタルアーカイブ化していた」と伝えている。

 米国では、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領と議会がイランへの圧力を強めており、両国間に緊張が漂っている。トランプ氏は、イランの核開発縮小と引き換えに米欧などが経済制裁を解除するとした2015年の核合意について、破棄するとの考えを示している。
【翻訳編集】AFPBB News