【連載】vistlip 海の「裏側の観え方。」#1 視覚と聴覚

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この度BARKSにて連載を始めさせて頂きますvistlipというバンドのギターの海と申します。ギターのほかにもコーラス、あとはジャケットやらのデザイン全般、衣装やらもやってます。ちなみに上のバナーは自画像です。目付きの悪い眼鏡です。常に眼鏡なのでそう認識して頂ければ幸いです。

この連載では、表に出ている部分の裏側とでも言うか見えにくい部分というかそういう話を一ヶ月単位で振り返って出来たらなあと思っています。バンドからみなさんに向けて発表ごとがあったとき、それまでにある紆余曲折や物事の進み方、裏ではこんな事やってる、こんな風に考えてるんだよって物をお見せ出来ればなと思います。

まあ果たしてそれが記事にして面白く出来るのかはちょっとまだ自分としても未知数です。ので反響次第ではいつの間にかタイトル共々内容が変わってるかもしれません。とりあえず相当マニアックな内容にはなると思います。

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何はともあれ今月でvistlipは結成10周年を迎えまして、その10周年の記念ライブがZepp TokyoKYOで7月7日(金)に行われました。何よりまずは来場して下さった方々、ありがとうございました。そして気付いたら3時間越えるライブお疲れ様でした。ライブってやるのより観てる方が圧倒的に疲れると思うんだよね俺は。Zeppは椅子もねーし。まあそんな一日に至るまでの全てを記事にしてるときりがないので、今回は前日までに仕込みや作成して頂いている照明と映像について書こうかなと。

ライブやるってなるとセットリストをまず決めて、そこから流れを組んで曲間の長さとかMCを決めて照明、演出、映像の有無等を決めて一度リハーサルしてみて修正…という繰り返しなんですね。スムーズに決まる時もあるけどなんだか違う…となって何往復もする事も。

うちの映像の作り方って何パターンかあって
(1)イメージ、タイミング色々伝えてフルCGでお願いする
これが一番多いパターンです。今回で言うとSE、「STRAWBERRY BUTTERFLY」「 Iam…?」「墜落」「?FIVE BARKIN ANIMALS」「 WIMP」「 EDY」「 LION HEART SIREN」。イメージ通りいかなかったりうまく伝えれないとやり直しの往復が一番凄い事に…一番ひどかった時は当日の昼前まで手直し繰り返してました。初回の打ち合わせでいかにイメージが伝えれるかが大事。

(2)イメージ、タイミング色々伝えて一部の素材を僕が作製
今回は「B」だけかな?「B」は雲の流れる空を作って貰って、赤い月とその周りの光とかは自作。毎回このパターンは1〜2個づつ増えてます。これもイメージ通りいかないと大変。これも初回の打ち合わせが一番重要。あとは如何に早く素材の制作を終えて渡せるか。

(3)フルで使うものを僕が用意して動画にしてもらうのだけお願いする
「HEART ch.」これは作ったのはかなり前だけど200枚以上の絵を描いてそれを繋げて貰ってます。パラパラ漫画を作る感覚ですね。これは地獄を見ました。背景作って貰ってその上を動く絵を描くパターン、「WalkingDead」とか「瞳孔」とかのパターンもあるんだけどどっちにしても描く枚数が恐ろしい。フィルムアニメみたいなもんだし。

(4)フルで動画も僕が作ってスピードとタイミングだけ指定
今回はありませんでした。前回ツアーの<BitterSweetEnding>で初の試み。下書き無しでデジタルで一枚の絵を色付け含め完成させて、その画面をずっとスクリーンショット?録画?してそれを曲の展開に合わせてスピード調整して貰いました。これは描く時が割と大変。書く順番も先に考えて描かないと動かして理想通りにはならないので完成形が良くても手順が気に入らなければ描き直し。手順が良くても完成形のイメージが違ったら描き直し。裏を返せば描くのさえ成功したらそっからは割と簡単にクリアできました。