誰しも秘密の1つや2つ持っているもの。例えばパートナーがどこでどうやってマスターベーションをするかなんて、互いに知らぬが仏ですよね。良好な関係を保つためには時として秘密だって必要。ただ、パートナーがあなたを傷つけるような深刻な秘密(言ってしまえば、浮気)を隠しているとなれば、話は別だけれど。

そんな気になる「秘密」に関するある調査について、コスモポリタン イギリス版がピックアップしました。みんなが隠している秘密の数は平均的にいくつで、どういった類のものが多いの?

コロンビア大学ビジネススクールが最近行った調査「The Experience of Secrecy(秘密に関わる体験)」では、5000人を超える参加者がアンケートに回答。そのアンケートを集計したところ、1人につき、同時に並行して持つ秘密の数の平均は"13個"という結果が。さらに秘密に関する10件のさまざまな調査から1万3,000件の秘密の種類を分析し、もっとも多い秘密のタイプを抽出したそう。

以下が、回答者たちが「これまで誰にも明かしたことのない」秘密トップ5。

1.浮気の妄想(パートナーはいるけれど、別の相手と浮気をしたいと思った)

2.性的嗜好・性行動(ポルノ、性的妄想、マスターベーション、異常な性癖など。異性愛などの性的「指向」は含まず)

3.虚言(誰かに嘘をついた)

4.恋愛の妄想(パートナーはおらず、片思いの相手や好きな人との恋愛を妄想した)

5.信頼喪失(誰かについて詮索した、噂を広めた、誰かの所有物を黙って壊すか失くしたなど、人の信頼を損なう行為をした)

トップ10の中にはなんと「盗み(誰かまたはどこかから何かを盗んだ)」まで…。

調査では、秘密を抱えている人が、ふと秘密について考えてしまう頻度は月平均4.82回というデータも。同調査報告書の共著者であるコロンビア大学ビジネススクールのマイケル・スレピアン准教授は、次のようにコメント。「秘密を持つと、しょっちゅう"秘密を隠さなければ"と考えてしまうものなのです。秘密と関係ないことをしているときに、突然秘密のことが頭に浮かんでしまうこともあります」。結果的にそれが注意力低下につながり、思わぬ仕事上のミスを生んでしまう可能性すらあるそう。

さらにこの調査は、「秘密を隠すことには精神的ダメージが伴う」と結論付けています。人は過去の過ちや罪について繰り返し考えがちで、さらに、それを秘密にすることで自分の一部を外界から隠していると強く意識するのだとか。そうなると真の自分を見失い、幸福感が損なわれ、惨めな気持ちになるのだそう。この悪循環のせいで人間関係が悪化したり、場合によっては健康が損なわれたりする可能性もあるとのこと。

「正直でありたい」、「オープンな人間関係を築きたい」と思うこと以前に、自分のメンタルのためにも、やはり秘密は少ないほうが良さそうですね。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Takako Fukasawa(Office Miyazaki Inc.)

COSMOPOLITAN UK