ときおり笑顔を見せながら、快くインタビューに応じてくれたアルダ。日本で彼のプレーを観られる日は来るのか。(C)SOCCER DIGEST

写真拡大

 7月1日より、楽天がスペインの名門バルセロナとのパートナシップを開始した。その記者発表会に参加するために来日したトルコ人MFのアルダ・トゥランを、都内ホテルで直撃。10分という短い時間ながら、話を聞くことができた。

――日本に来るのは何回目ですか?

「もう何度も来てるから、正確な回数はわからないな。10回以上は間違いなく来ているはずだけど」

――好きな街は?

「東京。大都市が好きでね。それと、日本は2002年のワールドカップで、トルコが3位という輝かしい成績を残した場所でもある。俺はまだ当時15歳だったけど、すごく興奮したのを覚えてるよ。だから日本といえば、いまもトルコの選手たちは、あの大会のことを思い出すんだ」

――その日本の企業である楽天が、新シーズンからバルサのメインパートナーになりました。

「企業として成功した楽天、フットボール界で成功しているバルサ。まさしくトップとトップが事業とスポーツで手を組んだわけだから、必ず大きな成功を収められると確信している。個人的にも、楽天という企業を知って、ますます日本が好きになりそうだよ」

――入団2年目の昨シーズンは、バルサが参戦した4つの大会(リーガ・エスパニョーラ、コパ・デル・レイ、チャンピオンズ・リーグ、スペイン・スーペルコパ)のすべてでゴールを奪いました(計13ゴール)。それなりに満足感がありますか?

「たしかにゴールは奪ったけど、チームはそのうちふたつのタイトル(リーガとCL)を獲り逃してしまった。大切なのは個人の活躍よりチームの勝利。だから、真の満足感は得られなかったね」

――2年前の夏、バルサの補強禁止処分で半年間公式戦に出られないことを知りながら、アトレティコ・マドリーからバルサへの移籍を決めました。難しい決断だったと思います。なにが決め手になったのでしょう?

「僕にはバルサでプレーしたいという強い思いがあった。だから、すべてをシンプルに考えられたんだ。半年は出られないけど、半年待てばバルサの一員として試合に出られるってね。待つことはまったく苦じゃなかったし、いまもその判断は正しかったと思っているよ」

――バルサではだれと仲が良いんですか?

「ラフィーニャだね。あとはネイマール、イニエスタ、ジェリー(ピケ)とも一緒にいることが多いよ」

――フットボール界において、もっとも尊敬する選手は?

「たくさんいるけど、一番はやっぱりメッシだね。彼は本当に偉大なんだ。彼のようなチャンピオンになれたらっていつも思っているよ」

――バルサはこの夏、昨シーズンまでアスレティック・ビルバオを率いていたエルネスト・バルベルデを新監督に招聘しました。率直な感想をお聞かせください。

「彼が偉大な監督であることは、ずっと前から知っている。彼にとっては現役時代にプレーした“古巣”に戻ってきての監督就任だ。いまは、新監督からバルサのプレー哲学を学びたいという気持ちでいっぱいだし、とても興奮しているよ」

――監督にはもう会いましたか?

「いや、オフの期間に決まったことだからね。そのチャンスはなかったよ」

――新シーズンの目標を教えてください。

「個人的には、たくさんゴールを決めたいという気持ちもあるけど、やっぱりすべての大会でタイトルを勝ち獲る、これに尽きるだろうね」

――今日はありがとうございました。最後に、アルダ選手が将来、日本でプレーする可能性がどのくらいあるか、教えてください。

「ハハハ、将来のことはわからないよ。バルサともあと3年、契約が残っているからね。バルサとの契約が切れたとき、(楽天社長の)三木谷さんから魅力的なオファーが届いたら、そのときは喜んでチャレンジするよ(笑)」

取材・文:竹田忍(ワールドサッカーダイジェスト編集部)