テニス、ウィンブルドン選手権、男子シングルス決勝。汗を拭うマリン・チリッチ(2017年7月16日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】テニスウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)の男子シングルスで優勝したロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が16日、けがに見舞われ決勝戦で涙を流したマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)を「ヒーロー」とたたえた。

 第1セット途中で足の負傷により動きが止まったチリッチは、第2セット途中にメディカルタイムアウト取った後、センターコートで涙をこらえきれなかった。

 2014年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2014)王者チリッチは、一方的な展開となった決勝を痛みのなかで勇敢に戦い抜いたが、表彰式では大粒の涙を流した。

 決勝を観戦したハリウッドスターのブラッドリー・クーパー(Bradley Cooper)やヒュー・グラント(Hugh Grant)を含む満員の観客から声援を受けたチリッチに対し、大会通算8度目の優勝を果たしたフェデラーは最大級の賛辞を送った。

「勝負は時として残酷なものだ。彼は十分に戦った。彼はヒーローだ。素晴らしいトーナメントだったよ、おめでとう、マリン」

「決勝の舞台に立つのはとても特別なことだ。だから誇りに思うべきだ。これから先も二人でもっと素晴らしい戦いができたらいいね」

 また、チリッチは試合後、「サム・クエリー(Sam Querrey、米国)との準決勝で厄介なまめができた」と明かしている。

「フィジオは30時間以上も私の処置をしてくれた。彼らはずっと私と一緒にいて、できる限りのことをしてくれた。だが痛みは引かなかった。本当につらかった」

 第2セットに0-3とリードされた場面で流した涙の理由は、痛みではなくベストなプレーができなかった悔しさが大きかったとチリッチは話している。
【翻訳編集】AFPBB News