6月のWWDC 17で、macOS High Sierraを発表した際、Appleのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長のクレイグ・フェデリギ氏は、Safariの紹介で「世界最速のブラウザ」と胸を張りました。テクノロジー情報メディアMacWorldが、macOS High Sierraのパブリックベータでベンチマークテストを実施した結果を公開しました。

Safari、Chrome、Firefox、Operaを比較

ベンチマークテストは、macOS High SierraパブリックベータのSafari、Google Chrome、Mozilla Firefox、Operaの4種類のブラウザで、8種類のテスト結果を比較しています。
 

 

Ares-6

JavaScriptベースのベンチマークテスト、Ares-6のグラフ上の数字はミリ秒で、バーが短いほど高速であることを示します。Safariが、Operaの2倍程度高速であることが分かります。
 

 

JetStream

Appleが中心になって開発したHTMLレンダリングエンジンのWebKitによる、JavaScriptベースのベンチマークテストJetStreamのグラフは、バーが長いほど性能が高いことを示します。Apple製アプリだけあって、Safariが最高のスコアを記録しています。
 

 

Kraken

Mozillaが公開したJavaScriptのパフォーマンスを測定するベンチマークテスト、Krakenのグラフはバーが短いほど高性能です。Mozillaのブラウザ、FirefoxよりSafariが高速という結果を残しています。
 

 

MotionMark

アニメーションを処理するグラフィック性能のベンチマークテスト、MotionMarkも、WebKitによるベンチマークテストで、バーが長いほど高性能です。Safariがトップに立ち、Chromeが僅差で迫っています。
 

 

Octane

Googleが開発したJavaScriptベンチマークテスト、Octaneのグラフはバーが長いほど高性能です。Google製ブラウザのChromeを抜いてSafariが首位に立っています。
 

 

Peacekeeper

Peacekeeperは、FutureMarkが開発したベンチマークテストで、バーが長いほど高性能です。Safariがトップの成績で、Firefoxが2番手となりました。
 
なお、FutureMarkは、すでにPeacekeeperのサポートを終了していますが、ベンチマークテストの利用は可能です。
 

 

Speedometer

Speedometerは、Webアプリのパフォーマンスを測定するのに使われるベンチマークテストで、バーが長いほど高性能です。Safariがトップに立ち、Chromeが僅差で続いています。
 

 

WebXPRT

WebXPRTは、HTML5のパフォーマンスを測定するベンチマークテストで、バーが長いほど高性能です。首位になったのはFirefoxで、Safariはこのテストでだけ、トップを取れませんでした。
 

Safari、8つのうち7つのベンチマークテストで首位を獲得

Safariは、実施された8つのテスト中、7つのテストで1位を獲得し、「世界最速のブラウザ」というフレーズが誇張ではないことを証明しました。
 
WWDC 17で発表されたmacOS High Sierraは現在、開発者向けのベータ3と、登録ユーザー向けのパブリックベータ2が公開されており、一般ユーザー向けの正式版は今秋公開される予定です。
 
現在、Chromeなどのブラウザを使っているMacユーザーは、macOS High SierraからはSafariに切り替えることを検討しても良さそうです。

 
 
Source:MacWorld
(hato)