日常に溶け込む、カジュアルな着物。90年続く織元「逸見織物」をたずねて

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東京から1時間半でいける秩父は、いまじわじわと注目を集める「秩父銘仙」が生まれた場所。前回は、秩父銘仙の色彩や模様を活かしてリメイクしたアイテムに出会える、森の中のちいさな雑貨店をご紹介しました。今回は、実際の制作現場から銘仙にまつわる“モノ語り”をお届けします。

多彩な色彩と模様に魅せられる、モダンなおしゃれ着物

大正から昭和初期に普段着、おしゃれ着として大流行した絹織物「秩父銘仙」。秩父は足利・桐生に並ぶ5大生産地に数えられ、かつては養蚕と織物業が秩父の産業を支えていました。時代とともに携わる人の数は少なくなりましたが、伝統工芸として大切に受け継がれているだけでなく、いまも形を変えて女性たちを魅了し続けています。

実際の制作現場を見せていただきました

伺ったのは、90年以上の歴史をもつ老舗の織元「逸見織物(へんみおりもの)」。伝統の技をいまも引き継ぐ数少ない織元のひとつです。
工場に足を踏み入れると、カシャンカシャンとリズミカルで愉快な音とともに、自動織機(しょっき)が布を織りあげています。

逸見織物の三代目・逸見恭子さんをはじめとする4名の職人さんが迎えてくれました。

銘仙は大正時代のファストファッションだった?

難しい用語や技法に戸惑う私でしたが、三代目の恭子さんが語る銘仙の物語は、とても自然にすとん、と腹の中に入ってきました。

日常に溶け込むことで、もう一度広まっていく

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次回の「秩父銘仙さんぽ」は、絹織物の取引がさかんだった頃のレトロな面影が残る町中のカフェをご紹介します。
お楽しみに!

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