窪塚洋介

写真拡大

映画『アリーキャット』の初日舞台挨拶が7月15日にテアトル新宿で行われ、主演の窪塚洋介をはじめ、市川由衣、品川祐、高川裕也、岡本拓真、川瀬陽太、榊英雄監督が登壇した。

[動画]『アリーキャット』予告編

本作は、野良猫(alley cat)のように街の片隅でひっそり生きる男が、ひょんなことからバディとなった男と一緒に、1人の女を守るために奮闘し、熱い思いを取り戻していく様子を描いたストーリー。闇社会に絡んだクライムサスペンスの要素を持ちつつも、人生に躓いた人間の再生が描かれていく。

主演は窪塚。バディ役には、結成20年を迎え、もはや日本を代表するバンドの1つと呼んでも過言ではないDragon Ashのフロントマン、Kjこと降谷建志。また、シングルマザーとしてひたむきに生きるヒロインを市川、ヒロインの元恋人で凶悪なストーカーを品川、主人公のボクサー時代のパトロンだったヤクザの幹部を火野正平が演じている。

この日は、降谷はほかの仕事のため欠席だったが、品川が「リリィ役をつとめましたKjです。今日は少し顔がむくんでいるんで、生で見ると顔が違うなって思われるかもしれませんが本人です」と冗談交じりに挨拶すると、会場から大きな笑い声が。

窪塚は撮影現場を振り返り「2年前の1月に、2週間という短い撮影期間で極寒の中、撮影しました。過酷ではありましたが、マルとリリィのアツさを現場のみんなに盛り上げてもらいました。Kjはいまだに俺のことをマルって呼んでるんです。俳優は1つの作品が終わればまた別の人生を歩むようなものなので、2年経ってもまだ役名で呼ばれるとドキッとしますね。Kjはこの映画を、この役を背負って前に進むんだなぁと思うと、映画としての意味がより一層深まりますね。本当にいい時間を過ごすことができました。榊さんに誘ってもらってよかった」とコメント。

市川は「みなさん本当に気さくな人ばかりで楽しい現場でした。印象に残ったことはたくさんあります。この役は、息子への愛情がないと成立しません。愛が軸にあるからこそ成立する役。拓真くんがいてくれたおかげでやることができました。ありがとう」と語った。

また、プライベートでも親交のある川瀬に「撮影から1、2日はピリピリしていた」と暴露された榊監督は、「初めの1日、2日はピリピリしていましたが、だんだんとキャストに自由にやってもらって、あとは『よーいスタート!』を重ねるだけだなと思ってきました」とその理由を説明すると、「いや、はっきり記憶に残るすごい現場でしたね。みんなで色々と考えて作り上げてきた感覚が素晴らしかったです」とコメント。

これに窪塚が「みんなで作ったという意識が強いですよね」と続け、品川は「俺が市川さんに書く怪文書があるんですけど、普通は美術さんが作って、どれを使うか監督が決めますよね。でも監督は『やっといて』って俺に決めさせたんですよ」と現場でのエピソードを暴露。

窪塚は「普段はおこがましくて言えないようなことでも、みんなで意見を出し合って作ってきましたね。一致団結して駆け抜けた現場です。榊さんは船頭のような存在」と話し、品川は「市川さんの下着の色も聞いてましたよ!」と明かすと、市川は「セクシーなシーンだと張り切っていた」と答え、榊監督は「メリハリが大事なので!」と話していた。