「4649(よろしく)」、「4989(シキュウハヤク)」などの数字を手書きのメモと組み合わせる「kotobangou」。デザインは古い外国のバスチケットを模している

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 ちょっとしたメッセージを伝えるのに欠かせない「メモ用紙」。最近では、職場での人間関係の円滑化や、ストレス解消などに効果がありそう商品も登場している。

 文字は書くより、もっぱら打つ時代となっても、手書きが必要となるケースも意外と多い。ただし何事にもデザイン性やおしゃれ感が求められる昨今、ペンを走らせる「メモ用紙」も変わりつつある。記入する内容も、伝言やメッセージといった人に伝えるものから愚痴や不平不満まで、実にさまざまなようだ。

 ペーパリー(東京都新宿区)の立体メモ用紙「ku・ru・ru sports(クルルスポーツ)」は、メッセージを書いて組み立てると、スポーツの躍動感あるシーンが登場する。例えば野球なら、外野から見た打者に向かって渾身の1球を投じる投手の姿、捕手・打者目線でとらえた豪速球、そして安打性の当たりに飛びつく内野手の打者&守備といった具合だ。立体メモを受け取った相手が、そのシーンから言外のメッセージを受け取ることは必至。いつも以上にフットワーク良く対応してくれそうだ。野球、サッカー、テニスの3つのスポーツがあり、各価格は全て864円(税込、3シーン×各10枚・30枚入)。

「4649(よろしく)」、「4989(シキュウハヤク)」などの数字を手書きのメモと
組み合わせる「kotobangou」。デザインは古い外国のバスチケットを模している

 表現に奥ゆかしさを持たせる効果のあるメモ用紙「kotobangou(コトバンゴウ)バスチケットメモ(390円・税別)」には、数字が配されている。意味は「4649」なら「よろしく」、「4989」で「シキュウハヤク」など、どれも語呂合わせだが、手書きのメッセージとペアになると、上品にニュアンスが伝わりそうだ。デザインは古い外国のバスチケットを模し、印刷もアンティークなイメージを出すため少々かすれた感じを採用。ミシン目も入っているので、使い勝手も文句なしだ。数字は5タイプある。手掛けたのは創作工房ルシエル(三重県津市)。

 相手にメッセージを「伝えないこと」で人間関係を円滑にする、ちょっと変わった視点で作られたメモ用紙もある。水に溶け、溶けても自然環境には害を及ぼさない特殊な用紙の「ストレス流せるメモ(マルアイ/本社・工場:山梨県西八代郡)」は、日ごろ仕事でたまったうっぷんを文字にしたため、給湯室やトイレなどで、“水に流して”ストレスを解消できる。1枚の直径が約10センチの用紙が7枚入で、価格は410円(税込)。なおパッケージには「1日1回、7日分」と記載されている。使い過ぎには要注意かもしれない。

 人間関係を円滑にして、ストレスも解消してくれる小さなメモ用紙。たった1枚の紙ながら、その効果は意外と大きいのではないだろうか。

加藤 秀行[著]、阪神 裕平[著]