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遊び用のクルマを買うなら……?「便利なのはミニバンでしょ!」と思った、そこのアナタ。ちょっと待った!今、注目すべきなのは時間の使い方も遊びの幅もグンと広がる、キャンピングカー!日本中が「どこでも我が家」、そんな新しいライフスタイルが手に入るのだ。

キャンピングカーとは一言でいえば「持ち歩ける我が家」。コンパクトな中に、生活インフラからお気に入りの空間まで、効率よく詰め込まれている。これが一台あれば、遊びはもちろん、暮らしが一変することは確実だ。

キャンピングカーのある暮らしを始めると、一番変わるのが時間に縛られなくなること。泊まりでのお出かけは宿泊先の予約時間に合わせて動く必要があるが、キャンピングカーに泊まるのであれば予約は不要。出発時間も自由なので思い立ったら即行動できる。仕事が終わったら夜のうちに出発して渋滞を回避してからゆっくり寝ることも可能。予定や目的地変更も思いのままだ。

冬だったら、スキーやスノボ。夏だったら渓流釣り。サイクリングやマラソンなど、趣味のベースキャンプとしてキャンピングカーを利用する人は多い。最大の魅力は何と言っても「完璧に水平になって寝られること」。身体をしっかり休ませて、思う存分、遊びに打ち込めるのだ。

「キャンピングカーがあっても、そんな遠出しないし」と考えている人もいるかもしれないが、遠くに行く必要はない。ちょっと早く仕事が終わった金曜日、隣の県まで行ってみるくらいで十分だ。日本は全国に立ち寄り温泉があるし、ご当地グルメも充実している。公園の花が見ごろかもしれない。遠くまで行かなくても「まだ知らないニッポン」は意外に近くにあったりするし、キャンピングカーがあれば、そんなちょっとしたお出かけが楽しくなる。

本企画の趣旨とはズレるが、極端な話、出かけなくてもキャンピングカーは役立つ。近くに駐めておけるなら自宅が1部屋増えたのと同じことなので、趣味を楽しむプライベートルームや来客を泊めるゲストハウスにも活用可能。外部電源につないでおけば冷蔵庫なども使える。

そして、いざというときには「非常持ち出し袋」としても機能する。水や電気などの生活インフラを備えたキャンピングカーは、移動のできるシェルター。非常食を常備して、水とガソリンは常に満タンに。遊び道具としてだけでなく、大切な家族を守る備えとしても優秀なのだ。

【選ぶ際のチェックポイント】

「最初だから小さいの」というのは、キャンピングカー選びではNG。人だけでなく荷物もたっぷり載せる必要があるので、余裕をもったサイズを選びたい。実はキャンピングカーは驚きの150回という長期ローンも可能! いたずらに背伸びすることもないが、ある程度高めのスペックを狙うのが幸せなキャンピングカーライフのコツだ。

3つのタイプから選ぼう



【ワンボックスバンがベース。普段使いも楽々こなす】

日本で一番売れている国産キャンピングカーがこのタイプ。街でよく見かけるワンボックスバンの室内をキャンピングカーに架装したもの。居住スペースや設備がありながら、普通に日常使いできるサイズなので、1台で全てをまかなうことができるのが人気の理由だ。



【見た目も内容もザ・キャンピングカー】

トラック形の専用シャシーに、居室空間を架装したのがキャブコン。ゆったりした室内空間を活かし、キッチンやトイレといった設備面でも充実している。大きく見えるが、実際は、コインパーキング枠にも入るサイズで、運転も意外と小回りが利く。



【少数派だが、最近めきめき人気が上昇中】

イニシャルコストもランニングコストも安価なので、実は初心者にこそおすすめなのがトレーラー。特徴的なスタイルにファンも多い。重量が750kg以下ならけん引免許は要らないし、ひっぱるのも1800ccクラスの2WDで大丈夫。必要な時だけつなげて引っ張れるのがうれしい!



文/渡部竜生

※『デジモノステーション』2017年8月号より抜粋