「東大卒 vs 京大卒」年収はどっちが上か?

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「脱・学歴」をいくら叫ぼうと、純然たる学歴社会である日本では、年収、出世、果ては恋愛に至るまで出身大学で人生に格差が生じる。では、個別の大学を比べると果たしてどうなるのか。今回は、学歴最高峰の東大・京大の年収を徹底比較してみた!

◆生涯賃金は東大。でも貯蓄額は京大が多い理由

 東と西で学歴カーストの頂点に君臨する東大と京大。日本の最高学府として、政財界や文化・科学などあらゆる分野で活躍する一線級の人材を輩出している。

 コンサルティング会社のAFGが試算した生涯賃金を比較してみても、東大卒が4億6126万円、京大卒が4億2548万円と大卒平均の2億8653万円より1億超も多く稼ぐ。

「学歴社会の日本では当然の結果。京大よりも東大のほうが生涯賃金が多いのは東大卒のほうが独立開業志向が強く、ベンチャー社長を多数輩出しているから。京大卒は“変人がいる”イメージがあるわりに、民間企業への就職や公務員になる人が多いんです」(大学ジャーナリスト・石渡嶺司氏)

 経産省が4月に発表した平成28年度大学発ベンチャー創出数によれば、東大の216社に対し、京大は97社と半分以下。この状況について、京大卒で英語教育のベンチャー企業に勤務する島亮二さん(仮名・34歳)はこう話す。

「進路を決めるとき、研究職や起業するのはリスクが高いという風潮が僕の周りでも強かった。でも、京大卒はもっとベンチャーに挑戦すべきです!」

 生涯賃金で東大卒が勝る一方で、2900人アンケート(※1)では「貯蓄額」では京大卒のほうが多かった。その背景をコラムニストの石原壮一郎氏は「東大卒は体面を守るための出費も多いため、貯蓄できないのでは」と解説する。

 とはいえ、大卒者平均よりもお金に不自由のない生活をしているのは事実。大学に入った時点で勝ち組の両校は羨ましい。

<東大vs京大 年収対決>

●生涯賃金
東京大学:4億6126万円
京都大学:4億2548万円

●貯蓄額
東京大学:692万円
京都大学:1055万円

●課長以上の割合
東京大学:25.0%
京都大学:30.7%

★起業家の多さが生涯賃金に反映!東大の勝ち

<生涯賃金が多い主な大学>(※2)

1位:東京大学 4億6126万円
2位:慶應義塾大学 4億3983万円
3位:京都大学 4億2548万円
4位:中央大学 3億9368万円
5位:早稲田大学 3億8785万円
6位:一橋大学 3億8640万円
7位:上智大学 3億8626万円
8位:同志社大学 3億8590万円
9位:青山学院大学 3億8578万円
10位:法政大学 3億8103万円
11位:明治大学 3億7688万円
12位:立教大学 3億7551万円
13位:近畿大学 3億250万円
★大卒平均 2億8653万円

【石渡嶺司氏】
大学ジャーナリスト。全国の大学300校以上を実際に見学し、教育・就職分野に精通。著書に『キレイゴトぬきの就活論』(新潮新書)など

【石原壮一郎氏】
コラムニスト。“大人”研究の第一人者。『大学図鑑!』(ダイヤモンド社)、『オトナの学歴図鑑』(双葉社)など大学関連の著書多数

(※1)算出方法:30〜49歳の大学を卒業した男性2900人へのアンケートから該当者を抽出
(※2)卒業生の就職先データを基にAFGが試算(一部上場企業のみ、上位20社まで。一橋大は商学部のみ)
― 学歴格差ライバル対決[カネと恋愛]どっちが上か? ―