携帯ゲーム機にも据え置き型ゲーム機にもなる「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」用ゲームとして2017年6月16日(金)に誕生したばかりの新しい格闘スポーツゲームが「ARMS」です。ゲームジャンルに「格闘スポーツ」とあるように、実際のスポーツのように体を動かしてキャラクター(ファイター)を操作でき、他にも新規タイトルならではな他にはない新要素が詰め込みまくってあり、これまでプレイしたゲームのどれとも違う実際にプレイしてどんなゲームになっているのか確かめてみました。

ARMS | Nintendo Switch | 任天堂

https://www.nintendo.co.jp/switch/aabqa/

◆ARMSならではの他にはないゲーム性

ARMSの魅力は何と言っても新タイトルらしい他にはないゲーム性。これを支えるのは「手の動きとファイターが連動する」という他にはない操作性と、プレイヤーが動かすキャラクター(ファイター)の「ウデがのびーる」という2点です。

・手の動きとファイターが連動する

ARMSの最大の特徴は何と言ってもNintendo SwitchのJoy-Conを手に握る「いいね持ち」スタイルでプレイすることで、プレイヤーの手の動きにあわせてファイターを動かすことが可能という点。体を動かしてキャラクターを動かすので、まさに「格闘スポーツ」と呼ぶにふさわしいプレイが楽しめます。このプレイ感覚に驚いた人も多く、「こんなのが子供の頃にあったら毎日疲れ果てるまで遊びまくっただろうなぁ…」というコメントには激しく同意。



2017年1月13日に任天堂が開催したNintendo Switchの発表会の中ではARMS初の体験会も行われており、その際のプレイの様子を見れば「いいね持ち」スタイルでプレイするとどんな感じになるのかがよくわかります。

Nintendo Switchの格ゲー「ARMS」を2プレイ - YouTube

この「いいね持ち」スタイルでのプレイは操作に慣れるのにそれなりの時間が必要なわけですが、もちろん操作に慣れれば高度な操作も可能になります。実際、インターネット上には多数の「いいね持ち」スタイルでのプレイ動画が公開されており、お笑い芸人・裏切りマンキーコングの風次さんがYouTube上に公開しているムービーもそのひとつ。ムービーを見ると、「いいね持ち」スタイルでかなり器用に動いており、高度なバトルを繰り広げることも可能なことがよくわかります。

【ARMS】#5 原点にして頂点!?いいね持ちスプリングマンの魅力に迫る!【実況プレイ動画】 - YouTube

もちろん、ARMSは「いいね持ち」スタイル以外でのプレイも可能です。Joy-Conのアナログスティックでファイターを操作したり、Nintendo Switch用のプロコントローラーを使用したりしてプレイすることもできます。正直なところ、より緻密な動きや戦略性を求める場合、つまりは「相手にガチで勝ちに行く」という場合はコントローラーを使用したプレイの方がファイターを思い通り操作できると思います。



ただし、1台のNintendo Switchを使って2人プレイする場合や、複数台のNintendo Switchを持ち寄って友達と対戦する場合など、「とにかくワイワイゲームを楽しめればOK」という場合はJoy-Conを手に握ってプレイする「いいね持ち」スタイルで遊ぶ方が盛り上がること間違いなし。絶妙に思い通りに操作できない感じが、おもしろおかしさを倍増させてくれるほか、プレイの様子を見ているだけでもなぜか笑えてくるシュールさがあります。

ARMSを「いいね持ち」でプレイするとこんな感じ - YouTube

これらはすべてNintendo SwitchのJoy-Conにより成り立っているわけですが、これはWiiリモコンよりもはるかにコンパクトで、それでいてより高度な動きを検知可能。さらに、TVにセンサーバーを置く必要もないので、わずか数年で技術がいかに進歩したのかをその身で体感できるのでとにかく驚きまくること間違いなし。

<手のひらにJoy-Con>

・のびーるウデ「アーム」で戦うファイターたち

もうひとつの特徴は、すべてのファイターがのびーるウデ「アーム」を駆使して戦うという点。



アームはJoy-Conを振ったり対応ボタンを押したりすることで伸び、伸びきったあとは縮んで手元に戻ってきます。この伸び縮みがあるため攻撃に時間、つまりは「隙」ができるようになっており、数フレームのシビアな争いが繰り広げられるような他の対戦格闘ゲームよりも、プレイヤーに考える時間を多く与えてくれます。これにより対戦格闘ゲームならではの「敷居の高さ」が緩和されているのは明らか。間合いを取れば間合いを取るほどパンチが飛んでくるまでに自分がどのように対処すべきかを考える時間ができるので、最初のうちは間合いを取って戦うことで「こういう時はこうすればいいのか!」という気づきを多く与えてくれるようになります。



ただし、ARMSが「簡単な格闘ゲーム」なのかと問われればそうではありません。アームにはそれぞれ重さが設定されており、同じ重さならパンチをぶつけて相殺することが可能で、重いアームなら軽いアームを蹴散らして相手にパンチを当てることもできます。つまり、アームの選考から戦いはスタートしているというわけ。さらに、アームによってパンチの軌道も真っ直ぐ飛んだり左右にブーメランのように大きく弧を描いたりとさまざま。



加えて、チャージすることでパンチはより強力にすることも可能です。



そんな重さもスピードも軌道もまちまちなパンチは、上下左右前後と360度好きな方向に動きながら回避する必要があります。また、ファイターを動かしてかわす以外にも、同じ軌道でパンチを繰り出して打ち落としたりカウンターを狙ったりすることもできるので、ひとつのパンチに対する選択肢の多さは想像以上。さらに、相手に対しては自分のパンチがかわされないように工夫する必要もあります。

最初はノリと勢いでパンチをフル回転で繰り出しまくるようなプレイをしていても、アームの伸縮により隙が生じることに気づき、むやみやたらとパンチを出しまくるようなプレイはなりを潜めていきます。そして、いかに自分は隙をみせずに相手の隙を突くかを考えるようになり、パンチの代わりに脳をフル回転させて戦うようになっていくわけ。このような複雑さがあるため、「いいね持ち」スタイルでプレイしなくても、ARMSは十分戦略性の高い戦いが楽しめる……というか、高度なバトルを楽しむためにあえてコントローラーを使ったプレイに移行していくユーザーも少なくない模様。



のびーるウデ「アーム」により生まれたおもしろさについては、ARMSの矢吹光佑プロデューサーも対談の中で以下のように語っています。

『ARMS』矢吹光佑プロデューサー&椿姫彩菜さんの対談完全版! - ファミ通.com

https://www.famitsu.com/news/201706/22136127.html

矢吹 “伸び〜るウデ”によって、間口の広さと奥深さを両立できたと考えています。たとえば、パンチが届くか届かないかという間合いの話が、“伸び〜るウデ”を使うと、当たるか外れるかという画面全体の話になります。ほかにも、アームの重さで攻撃の強弱を表現したり、アームの伸縮時間を攻撃前後の隙にするなど、初めての方にもバトルの醍醐味がわかりやすくなったと考えています。


この通り、ARMSはJoy-Conを振るだけでプレイできるお手軽操作ですが、実際はのびーるアームのおかげでかなり高度な戦いを強いられます。初めはお手軽な対戦格闘ゲームをイメージしていたのに「想像以上にガチだった」と感じるユーザーもやはり多いようで、「ガチゲーすぎる」という声も。これはある程度上達しなければガチの対戦では「楽しく戦えない」という意味を含むのですが、逆に「やり込みがいのあるゲームである」とも言えます。

ゲーム感想・評価まとめ@2ch : スイッチのARMS、10万本売れてしまう

http://gameimpression.doorblog.jp/archives/50280586.html

41: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/06/21(水) 22:10:33.42 ID:8CICH6pf0.net

面白いけどガチゲーすぎてランクマ6と7と行き来してて上がらん


522: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/06/21(水) 22:50:14.85 ID:4qAdHEQg0.net

楽しいけど

やり始めたら想像以上にガチで焦った


593: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/06/21(水) 22:54:19.04 ID:BZ0rUxa30.net

格ゲー慣れてない人でも出来るって触れ込みなのにガチ過ぎて笑うわ

624: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/06/21(水) 22:56:12.65 ID:P+SleFF20.net

>>593

コマンド格ゲーと路線が違うだけで

ライトゲーではないよな


対戦だけでなくCPUと戦う「グランプリ(CPUのレベルが1〜7まである)」の難易度も高めで苦戦する人多数。グランプリのランク4をクリアするとオンラインモードの「ランクマッチ」がプレイ可能になるのですが、このハードルを越えるのがなかなかに困難で、筆者もなかなかクリアできなかったプレイヤーのひとり。しかし、プレイするごとにと「相手にパンチを当てるにはこのタイミング」「投げられない右手のパンチを残して……」「ラッシュをかわして投げ」などの気づきから操作テクニックがグングン上がっていくので、気づいたらついこの間苦戦していたランクもあっさりクリアできてしまったり。





そしてグランプリのランク4をクリアすれば、オンライン対戦モードの「ランクマッチ」をプレイできるようになり、インターネットを通じてさまざまなウデマエの人と対戦できるようになるため、よりARMSの奥深さにハマっていくことになります。

【朗報】だんだんARMSが面白くなってきた件 : NS速報

http://nintendo-switch.org/archives/23055011.html

252: NS速報 2017/06/23(金) 17:44:54.41 ID:tIZnbz/h0

頭使ってランクマッチで上目指すのも良いし

頭からっぽにして腕振るのでも面白い

両方楽しめるのが人気の秘訣だろ


ARMSを実際にプレイしたGIGAZINE編集部員は、初めは公式推奨の「いいね持ち」スタイルでプレイしていたのですが、楽しいもののまったく他プレイヤーに勝てず、そっとJoy-Conをテーブルに置きそうになりました。しかし、プロコントローラーでもプレイできることを知り、これでプレイしてみると「いいね持ち」スタイル時とは比べものにならないくらいファイターを思い通りに操作できるようになり、体を動かすだけでは体感しきれなかったARMSの対戦の奥深さが実感できるようになりました。もちろんどちらのスタイルでプレイするのも自由なのですが、「『いいね持ち』スタイルが難しすぎる」だとか「コントローラーでのプレイに飽きた」などの場合には、スタイルを変えて心機一転チャレンジしてみると新しい発見があるかもしれません。

◆ARMSグランプリ公式ソングが良曲

ARMSのTVCMにも採用されているあの「オーオーオーオッ♪」という曲は、ARMSグランプリ公式ソングとしてゲーム起動時からメニュー画面でも再生されます。CMだけでなくプレイ時にも絶えず耳に入ってくるこの曲はなんとも耳に残るものになっており、それでいてグングンテンションを上げてくるかのような曲になっているので、対戦格闘ゲームの公式ソングにはピッタリ。正直、これを聴くためだけに起動してもいいレベル。ガッツリARMSをプレイしている人なら、知らず知らずのうちに「オーオーオーオッ♪」と口ずさんでしまっている人もいるはず。歌詞も何もない「オ」や「ラ」の連続なので歌いやすく、つい口ずさんでしまうのがポイントなのかも。

ARMSグランプリ公式ソングは以下から視聴できます。

ARMSグランプリ公式ソング PV - YouTube

◆個性豊かなファイターたち

ARMSはプレイ可能なファイターが全部で10体からスタートしたのですが、つい先日11体目のプレイ可能ファイターとして「マックスブラス」が追加されました。ARMSに登場するファイターは以下の通り。

「スプリングマン」



「リボンガール」



「ニンジャラ」



「マスターマミー」



「ミェンミェン」



「メカニッカ」



「ツインテーラ」



「バイト&バーク」



「キッドコブラ」



「DNAマン」



「マックスブラス」



そして、プレイ可能なファイターではないものの、対戦中に装着できるようになった「ヘッドロック」



どこか海外のヒーローを思わせるような見た目のファイターたちですが、ARMSの魅力にとりつかれた人たちの間でじわじわとその人気を高めています。

ミェンミェンファンによるイラストと……



ペーパークラフト



子どもも大好きなDNAマン



愛らしい見た目(?)により立体化



好きすぎて食卓にも並ぶレベル



某人気ゲームとコラボしてしまったイラストも登場



ニンジャラが好きすぎる人も。



さらに、漫画化まで。



ARMS関連のツイートや書き込みを見ていてハッと驚いたのが、ファイターのお尻に着目した意見が多いこと。「売り上げとかどうでもええミェンミェンの尻が素晴らしい、それだけやわ」というコメントや、国内外からツインテーラに対して「いいケツしてやがる!!」という意見があがるなど、ファイターたちのお尻に注目する人が続出中。

ツインテーラのお尻が好きすぎて、お尻で数学を始める人や……



「なぜARMSファイターのお尻が魅力的なのか?」について妙に説得力のある持論を展開する人も。



さらには真偽不明ながら、ファイターたちのお尻が魅力的であることを裏付ける(?)かのようなマスターマミーのお尻に関する秘話も飛び出しています。



◆ストレスフリーでゲームがプレイできる

ゲームにとっては本編がおもしろいことが1番重要な要素かもしれませんが、ゲームをプレイしていく上でそれと同じくらい重要なのが、いかにストレスなくプレイできるか。「あまりにも長すぎるロード時間」や「いつまで待っても対戦が始まらないオンラインマッチング」などがあると、いくら本編が面白くても「よし、今日もゲームをしよう!」という気が起こらなくなってしまいます。

そういった点で考えると、ゲームの立ち上がりは早く、これといったロード画面もないARMSは「ゲームをプレイしよう!」と思い立ってから実際にゲームをプレイできるようになるまでの時間が圧倒的に短いです。また、オンライン対戦モードの「ランクマッチ」プレイ時は、マッチングが爆速であるだけでなく、対戦相手が見つかるまでの間、他のモードのゲームをプレイすることさえできてしまうので、「待ち時間が長くてストレスになる」ということがありません。

ランクマッチの相手を募集すると、ゲームのメニュー画面左上に自身のランクが表示されます。



オンラインで他ユーザーと戦うことができるもうひとつのモードが「パーティーマッチ」。ここでも自身の対戦が決まるまでの間にキャラクターを選び直したり、「プチプチ組手」を選んで操作の練習を行うことができ、さらには他ユーザーの対戦の様子がアイコンの動きと体力ケージで示されるので、戦う前から情報収集が可能です。



ただし、対戦で負けた際のストレスはしっかり存在するので、このストレスから解放されるには強くなる以外に道はありません。

◆まとめ

実際にARMSをプレイしてみると、最初は「いいね持ち」スタイルで体を動かしながらファイターを操作する新感覚のゲーム性にワクワクし、次第に体を動かしての操作の難しさにイライラし始め、コントローラーでの操作に移行して勝利の味をかみしめ、今度は対戦に勝てないようになり悲しみにくれ……といった具合に、プレイするごとに新しい発見があり、そのたびにそれまで体感できなかった面白さに出会えます。普段あまりゲームをしないという人や最近ゲームから離れている、という人は「いいね持ち」スタイルでのプレイに驚かされること間違いなしだし、普段からゲームに慣れ親しんでいるという人でものびーるウデによるひと癖あるバトルには苦戦させられること間違いなし。それでも続けてある程度上達してくると、のびーるウデが作り出す奥深さに関心し、対戦ゲームならではの熱さに燃え、BGMやキャラクターの完成度の高さに感心すること請け合いです。

また、ARMSではコンパクトながら簡単に「いいね持ち」スタイルと通常のコントローラースタイルを切替えられ、モーションコントローラーとしても使用できるJoy-Conの完成度の高さを遺憾なく体感可能。さらに、据え置き型ゲーム機としても携帯ゲーム機としても使用できるNintendo Switchのおかげで、外に持ち出して友人とバトルしたり家でじっくりオンライン対戦したりと、さまざまなシチュエーションでゲームを楽しめるのもポイント。他の据え置き型のゲーム機と比べて遜色ないグラフィックに高速なレスポンス、オンライン大戦時でも苦のないロード時間など、さまざまなプレイ方法で遊ぶことで、あらためて「Nintendo Switchすげえな……」と心の底から感心させられました。

なお、ARMSはAmazonで税込5178円で販売中です。

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