イギリス首相ウィンストン・チャーチルが、他にナチス・ドイツと戦えるような頼りになる味方がヨーロッパに存在しない時期に苦しんだ姿を描いた映画「Darkest Hour(ダーケスト・アワー)」の予告編が公開されました。

Darkest Hour Movie | Official Website | Trailers and Release Dates | Focus Features

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DARKEST HOUR - Official Trailer [HD] - In Theaters November 22nd - YouTube

第二次世界大戦は1939年、ナチス・ドイツがポーランドに対して侵攻を行ったことで始まりました。開戦当初、ナチス・ドイツは破竹の勢いで勢力を広げ、1940年にはフランスの大半を占領。こののち、1941年になるとナチス・ドイツはポーランドより東にも目を向けるようになりソ連に侵攻を開始するのですが、それまでは戦端は開かれておらず、ヨーロッパでナチス・ドイツの相手になるのはイギリスだけという状態が1年ほどありました。この時期のことをウィンストン・チャーチルは「Darkest Hour(ダーケスト・アワー)」と表現しました。

話をしている男性は当時のイギリス首相、ネビル・チェンバレン。ナチス・ドイツに対しては宥和政策を採っていましたが、ヒトラーはうまくチェンバレンを利用する形で軍事力を増強し戦争に踏み切りました。そのため、後継の首相が必要となっていました。



そんな中で、帽子を取って写真撮影に応じる男性の姿が。



ウィンストン・チャーチルです。



「なぜチャーチルを呼ばなければならない?破滅的な経歴だ」と国王ジョージ六世が文句を言っています。チャーチルは何度か入閣経験がありますが、同時に罷免された経験もある人物でした。



出かける前の、妻のクレメンティーンとの時間。



チャーチルは国王から呼び出しを受けていました。



先ほどは文句を言っていたジョージ六世ですが、チャーチルを首相に任じます。



そして、首相としての初演説。



ヨーロッパ情勢は極めて厳しく、一部ではイギリスとフランスの部隊がドイツ軍に包囲されていました。



「包囲された部隊はどれぐらいもつのですか?」と問うのはチャーチルの秘書を務めるエリザベス・ネル。



チャーチルの答えは「おそらく2日」という、絶望的なものでした。



クレメンティーンはチャーチルに「あなたの肩に全世界がかかっている」と告げます。



激しい爆撃



新聞をかざるヒトラーの写真



「虎に食われてからでは道理を説くことはできない!」とチャーチルの怒号が響きます。



そして、議会で「多くの歴史ある地や有名な地が、すでにナチス・ドイツの占領下にある」と熱弁を振るいます。



「しかし、どれだけ費用がかかろうとも、我々はこの島国を守る。我々は海岸で、滑走路で戦う」







「我々は野原で、通りで、丘で、戦う。我々は決して降伏などしない。勝利なしに生存はありえない!」という言葉に、大喝采。



映画の公開はアメリカでは2017年11月22日、イギリスでは2018年1月12日の予定。日本での公開時期などはまだ不明です。



なお、監督は「プライドと偏見」「つぐない」「アンナ・カレーニナ」のジョー・ライトで、チャーチルを演じるのはゲイリー・オールドマン。2011年に「裏切りのサーカス」のジョージ・スマイリー役でアカデミー主演男優賞にノミネートされていますが受賞経験はなく、このチャーチル役でついに取るのではないか?という声が挙がっています。