アニメ・漫画・自動車・バイク・パソコンなど幅広い趣味を持っている、人気ロックバンドGLAYのギタリストHISASHI。

GLAY・HISASHIとはたびたび会う機会があり、彼の趣味の幅広さを熟知していたニッポン放送アナウンサー吉田尚記。

そんな2人が、7月12日にリリースされたGLAY待望のニューアルバム『SUMMERDELICS』を機に繰り広げた熱い対談を、全4回でお送りする。

第1回 HISASHI「デロリアン、始めちゃったんです」

第2回 HISASHI「民泊はありだね!」

第3回 HISASHI「面白いこととの出会いはいつも必然的」

ニューアルバム「SUMMERDELICS」発売記念対談
「GLAY・HISASHI × ニッポン放送・吉田尚記」第4回

■「SUMMERDELICS」を語る

自由の象徴がここにあったんだと…

HISASHI:
このアルバムの話に戻れば、メンバーからしかGLAYは壊せなかった…。

吉田:
面白いものをナチュラルに取り込むみたいなこと?

HISASHI:
『シン・ゾンビ』の太鼓の達人から始まる最初の発想は、太鼓の達人って音ゲーという観点からすると安定した地位を得てるなと、あの2音は素晴らしいなと思って、確かデモの段階の音がそのまま生きていて、iOSかAndroidアプリの音をサンプリングしたものが元になっているんです。

鬼くらいのレベルのパターンを入れたら面白いだろうなと思って、家で作ったんです。

『シン・ゾンビ』ミュージックビデオ

吉田:
HISASHIさんがシーケンサーで作ったものなんですね?

HISASHI:
そうそう。ちゃんと波形をタイムラインでやって…だったら曲の冒頭に入れたらいいかなって。

その時はこの曲(シン・ゾンビ)が1曲目だとは知らなかったので、6、7曲目で太鼓の達人が出てきたら楽しいアルバムになるなと思っていたんだけど…そうしたら、最後まで反対したんだけど、1曲目になっちゃった。

吉田:
反対したんですか? それまたなぜ?

HISASHI:
自分のパーソナルな部分がGLAYになるというか、始まりになるというか…GLAYなんだけどね。

いきなりエッセンスが頭に来るのもどうかなと思ったんだけど…ほかに施策があるからといわれ、最後の最後で要求を飲んだ(笑)

吉田:
その施策とは?

HISASHI:
さっきからよっぴーがいってる通り「自由であれ」ということ。その象徴がここにあったんだと…。

吉田:
ほかのメンバーのみなさんも待ってたってことなんですか?

HISASHI:
いや、全然待ってなかった(笑)

■「SUMMERDELICS」を語る

パロディからウォーキング・デッドネタまでいろいろ入ってます!

吉田:
ということは、HISASHIさんだけがやりたかったこと?

HISASHI:
こうなったら面白いなというものが、どんどん自分の頭の中でできてきて、「あぁ面白かった」となった。

僕はそれがアルバムの中の1つのエッセンスとしてだけでよかったんだけど、みんなからはそれがとても音楽を自由にやってるなって見えたんじゃないかな。

まあ今回も『G4』のアルバム版みたいな感じで、メンバーがそれぞれ作って、その1曲目が、前回は『彼女はゾンビ』だったんだけど、今回は『シン・ゾンビ』ってことでつながったところがありますけどね。

吉田:
『シン・ゾンビ』のあとに『微熱Ⓐgirlサマー』って出てくるのが、この女性感すごいことになってるなって。

HISASHI:
おかげさまで、小ネタがちりばめられたアルバムに仕上がりました(笑) 自分でいうのも何ですが…。

吉田:
実は僕は先に曲順が決まる前から聞かせていただいて、HISASHIさんが担当されたインパクトの強い曲って、最初にもらったテープには割と後ろの方に入ってたんです。

その時『シン・ゾンビ』が1曲目になったらスゲ〜な!って思ってたら、本当になってて驚きました。

HISASHI:
僕としては『シン・ゾンビ』は、歌詞の部分でいえば、元になっている『彼女はゾンビ』の世界が実はこういう世界だったっていうところにつながっているっていうことのネタバレ、ネタ明かしみたいに感じてくれたらいいなとは思います。

吉田:
インパクト勝負だけじゃなくて、インパクトのあとに何層にもなってることが分かる?

HISASHI:
ところで、イントロで流れる『太鼓の達人』どんちゃんの声優をしている、ならはしみきさんの声、インパクトあるよね!!

吉田:
ものすごく女性感が出ているというか、太鼓の達人のどんちゃんって、見たら女性って思わないけど、声を聞くと意外と女性っぽく聞こえます。

HISASHI:
いろいろパロディーから小ネタから、ウォーキング・デッドネタから九州の洗脳事件ネタまでいろいろ入ってます(笑)

吉田:
しかも間違いなくタイトルからすると去年の『シン・ゴジラ』が元になっている…。

HISASHI:
よかった!まだ色あせてなくて(笑) あらためて『シン・ゴジラ』すんごい面白かったよね。

■「SUMMERDELICS」を語る

今回のアルバムは2年半のGLAYの歴史なんです…

吉田:
その辺のものを生きた存在で全部取り込んで、ちゃんと生きた状態でもう1回出したのが今回のアルバムになっています。

HISASHI:
だから2年半のGLAYの歴史なんですよ。TVアニメの『クロムクロ』が入っていたり、TERUがオープニングを作ったアニメ『ダイヤのA -SECOND SEASON-』なんかも入ってるし、いろいろなことがこの2年半の間にあって、それがシングルじゃなくて全部まとまって集大成しました。

吉田:
それをサブカル少年たちのバンドだったらアニメやゲームのことは取り込めても、北海道新幹線(Supernova Express 2016)までは絶対取り込めない(笑)

HISASHI:
そうなんだよね。青函トンネルができた時の自分たちの思い出とかもあるし、なんかそういうのが全部つながっているんだよね。

吉田:
ものすごい器用さを持って全部取り込んでしまった。

HISASHI:
2年半の歴史っていうのが、北海道でバンドを組んだころからの歴史みたいにすべてがつながっていきますね。

吉田:
それはスケール感も含めて唯一無二のバンド、ほかにはいない。

HISASHI:
結局リスナーだったり観客だったりが、いままで真面目だったなとつくづく思うんです。素晴らしいメンバーがいたからというのもあるけど、ただただ真面目に音楽やってきたというだけなんだよね。

吉田:
どんちゃんのさっきの話って…下手なやり方をすると、ふざけて聞こえると思うんですよ。ふざけてないじゃないですか。今回も『真剣』だと思うんです。でも全然『深刻』ではない…。

HISASHI:
そうそう、真面目にふざける感じね!!

吉田:
ということでGLAYの真面目にマニアの心に取り組む姿勢の素晴らしさに感服しました。またぜひラジオでお会いできればと思います。今日はありがとうございました。

HISASHI:
ぜひよろしくお願いします。ありがとうございました。

GLAYの2年半ぶり、14枚目となる待望のニューアルバム『SUMMERDELICS(サマーデリックス)』は、2017年7月12日リリース。

取材・文:allnightnippon.com編集部 土屋夏彦
写真:allnightnippon.com編集部 平沼寛史

GLAY 14th ALBUM「SUMMERDELICS(サマーデリックス)」、2017年7月12日発売!

■CD only盤/¥3,000(本体)+税
品番: PCCN.00028

■CD+2DVD盤/¥5,000(本体)+税
品番: PCCN.00027
・DVD/Single Track Only Live @函館アリーナ

■5CD+3Blu-ray+ グッズ盤 (G-DIRECT限定Special Edition)¥22,963(本体)+税
品番:LSGC-0002

◆豪華BOX仕様

シン・ゾンビ (Written & Composed by HISASHI)
※太鼓の達人タイアップソング微熱Ⓐgirlサマー (Written & Composed by HISASHI)
※コンタクト専門店アイシティ 2015年夏のキャンペーンCMソングXYZ (Written & Composed by TAKURO)
※Red Bull Air Race Chiba 2017テーマソング超音速デスティニー (Written & Composed by HISASHI)
※テレビアニメ「クロムクロ」第2クールオープニングテーマロングラン (Written & Composed by TAKURO)
※北海道マラソンオフィシャルソングthe other end of the globe (Written by TERU/TAKURO Composed by TERU)
※MBS/TBSドラマ「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」主題歌
※レコチョク 2017年7月TVCMタイアップソンデストピア (Written & Composed by HISASHI)
※テレビアニメ「クロムクロ」第1クールオープニングテーマHEROES (Written & Composed by TERU)
※テレビ東京系アニメ『ダイヤのA -SECOND SEASON-』オープニングテーマ
※テレビ神奈川 第97回全国高等学校野球選手権神奈川大会中継テーマソングSUMMERDELICS (Written by TAKURO Composed by JIRO)
※TBS系テレビ「王様のブランチ」2017年7月度エンディングテーマ空が青空であるために (Written & Composed by TERU)
※テレビ東京系アニメ「ダイヤのA -SECOND SEASON-」オープニングテーマScoop (Written by TAKURO Composed by JIRO)
※テレビ朝日系「お願いランキング」2016年1月度エンディングテーマ聖者のいない町 (Written & Composed by TAKURO)
※BSテレビ曲ディーライブ 2017年10月新ドラマ エンディング曲Supernova Express 2017 (Written & Composed by TAKURO)
※JR北海道・北海道新幹線開業イメージソングlifetime (Written & Composed by JIRO)オールナイトニッポン.com

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