深刻な資金難に悩むSoundCloudは現地時間7月11日、大規模リストラについて内部説明会を開きましたが、社員は納得できる回答を得られませんでした。資金繰りの詳細が明かされないまま、SoundCloudはその後前向きなツイートをしています。

物々しい会場と呆れる社員

SoundCloudは全社員の約40%のリストラ、オフィスの集約を通知したものの、最高経営責任者(CEO)のアレックス・リュング氏は「今後の利益に繋がる」とブログにポジティブな投稿をしていました。
 
ベルリン本部から放送が行われる中、世界各国のSoundCoud支社の会議室には警備員が配置され、物々しい雰囲気となりました。こうした状況にも関わらず、「SoundCloudファミリー」と社員を表現する運営に呆れて笑いが起こり、ある社員はTechCrunchの取材に対し「茶番劇」だと語っています。
 
また、事業維持のための資金調達は80日しか猶予がないとも報じられており、SoundCloudはかつてない危機に瀕しています。
 

 
SoundCloudの本拠地ベルリンのオフィスはケータリングの昼食、キッチンやバスルームの完備という贅沢な仕様です。ヘッドフォンなどの支給もある社員にとって充実した職場と言えますが、今回の騒動でこの豪華なオフィスも虚しく映ります。

楽観的なツイートも明言は無く


 
「茶番」の後、SoundCloudは「あなた達の音楽はどこへも行かない。そして我々も」と自信のあるツイートをしています。しかし、依然として具体的な情報は得られず、社員の冷笑はユーザーにまで広がるかもしれません。
 


 
ストリーミング配信のみでグラミー賞を受賞したChance the Rapperがサービスの今後をほのめかすツイートをしていますが、SoundCloudの行方に不安を抱かないのは難しい状況です。CEOが主張する「独立性」を維持しながらSoundCloudは存続するのか、明確な説明が必要です。
 
 
Source:TechCrunch
(Nakadomari)