クルマの向きの変えやすさのこと

 回頭性とは、ハンドルを切ったときの、クルマの向きの変えやすさのこと。「回頭」は、もともと船舶用語で、「船首の向きを変えること。変針」という意味で、それに接尾辞「性」がついたのが、「回頭性」。

 この回頭性のいいクルマの条件は、

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(全長が同じなら)ホイールベースが長い

そ顛瓦クルマの中心に近い

ソ顛換發低い

車重が軽い

CP(コーナリングパワー)の高いタイヤを装着している

 といったところ。

 軽量コンパクトなミッドシップスポーツカーが、「回頭性がいい」と言われるのは、上記の条件をほとんどクリアしているため。

 ミッドシップ車は、重たいエンジンが、フロントではなく、車体の中心にレイアウトされているので、車体の前・後(Z軸まわり)の慣性モーメントが小さく、より小さな力でヨー(車体を曲げる力)を発生・収束させられる特徴があるので、回頭性がいい。

 同じように、エンジンが後ろにあってノーズが軽いRR車は、リヤ荷重は大きくリヤのグリップが高い分、フロントの荷重は少なくグリップ力は小さいので、ステアリングの応答性は優れているとは言えず、回頭性はさほど期待できない……。

 反対に、フロントエンジンでも、RX-7やRX-8のように、いわゆるフロントミッドシップなら、回頭性のいいクルマもある。というわけで、回頭性は駆動方式だけで決まるのではなく、上記の7つの条件のトータルで決まると覚えておこう。