ノーベル平和賞受賞者、劉暁波氏の死去を受け、中国・香港の中央政府駐香港連絡弁公室に設けられた記帳台を訪れた男性(2017年7月13日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新)獄中でノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)を受賞した中国の民主活動家で作家の劉暁波(Liu Xiaobo)氏の遺体が15日、妻と友人たちが参列した「簡素な葬儀」の後、火葬された。

 地元当局者によると、劉氏の遺体は中国北東部遼寧(Liaoning)省瀋陽(Shenyang)で「遺族の意思と地元の慣習に従って」火葬された。

 当局は斎場で白い花に囲まれた劉氏の遺体の前にいる劉氏の妻で詩人の劉霞(Liu Xia)氏とその兄弟、劉暁波氏の兄弟、友人たちの写真を公開した。

 同当局者によると、葬儀ではオーストリアの作曲家ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart)の「レクイエム(Requiem)」が流れ、劉霞氏は別れの言葉をつぶやきながら長い間、遺体を見つめていたという。この当局者は、劉霞氏は「意気消沈」していたと語った。

 当局は劉霞氏と外部との接触を厳しく制限してきた。

 同当局者は「彼女は夫を亡くしたばかりだ。だから今は深い悲しみに暮れている」「劉暁波氏の葬儀を執り行っている間や喪中は外部からの影響を与えすぎないのが彼女(劉霞氏)にとってベストだ。これは自然で普通なことだし、家族の希望でもある」と述べ、当局は劉暁波氏の遺灰が納められる場所についての情報を「しかるべき時期に」公表する方針であることも明らかにした。
【翻訳編集】AFPBB News