テニス、ウィンブルドン選手権、男子シングルス準決勝。勝利を喜ぶロジャー・フェデラー(2017年7月14日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)は14日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は7-6(7-4)、7-6(7-4)、6-4で第11シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)を退け、歴史的快挙に王手をかけた。

 現在35歳のフェデラーは、オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(All England Lawn Tennis and Croquet Club、AELTC)で第7シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)と対戦する16日の決勝に勝利すれば、ウィンブルドンで自身8回目にして史上最年長優勝を果たすことになる。

 しかし、膝のけがにより2016年シーズンの後半を棒に振ったフェデラーが、通算7度のウィンブルドン制覇に加え、それまで計17回の四大大会(グランドスラム)優勝を成し遂げた全盛期の調子を取り戻すかどうかは、1年前には本人以外の誰もが疑問視していた。

 今年1月にツアー復帰を果たしたフェデラーは、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)で5度目のタイトル獲得とグランドスラム18勝目を飾ると、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2017)とマイアミ・オープン(Miami Open 2017)で2週連続優勝を記録。加えて、ドイツ・ハレ(Halle)で行われたゲリー・ウェバー・オープン(Gerry Weber Open 2017)で通算9度目のタイトル獲得に成功した。

 オープン化以降では史上2番目の高齢でウィンブルドンのファイナリストになったフェデラーは、「オーストラリアに続き、米インディアンウェルズ(Indian Wells)とマイアミ(Miami)で優勝できたことには自分でも驚いている。グラス(芝)コートのシーズンに突入する頃には、調子が上がっていることを望んでいた」とコメント。

「今年最初の数か月間は、とにかく夢のようだった。ウィンブルドンに向けて調整していくことを目標にしていた。その努力が今ここで報われていて満足している。だけど、前半戦は信じられなかったよ」

 今大会では1セットも落とさずに自身11回目のウィンブルドン決勝に駒を進めたフェデラーは、チリッチとの通算対戦成績を6勝1敗としていることから、ウィンブルドンの優勝回数で2012年から肩を並べるピート・サンプラス(Pete Sampras)氏を抜く可能性は非常に高いとみられている。

 キャリア42回目のグランドスラム準決勝を終えたフェデラーは、決勝で再びセンターコートに戻れることを名誉に感じるとして、「もう一度決勝に出られることはとても光栄だし、またセンターコートでプレーできることをうれしく思う」と語った。

 けがに苦しむアンディ・マレー(Andy Murray、英国)とノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)がそろって準々決勝で姿を消し、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)も4回戦敗退を喫しており、32歳を目前にして1975年大会を制したアーサー・アッシュ(Arthur Ashe)氏を抜き、フェデラーがウィンブルドンでの最年長優勝者になる期待は高まっている。

 過去の直接対決では1敗しかしていないとはいえ、フェデラーは昨年大会の準々決勝でチリッチに2セットを先取され、マッチポイントも握られいることから、今回も十分に警戒している。

「昨年の準々決勝では互いに死闘を繰り広げたし、2014年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2014)ではストレート負けを喫している。攻撃的なプレーが必要だ。マリンのペースにするようなことがあれば、簡単にポイントを奪われてしまう。コートの球足もかなり速い。自分のサーブでは有利にはたらくが、それは彼にとっても同じだ。接戦になることは間違いない」
【翻訳編集】AFPBB News