2016年のクーデター未遂事件から1年になることを記念してトルコの首都アンカラで開かれた行事で演説するレジェップ・タイップ・エルドアン大統領(2017年7月13日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】トルコ当局は14日、同国のレジェップ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領政権転覆を狙ったクーデター未遂事件から15日で1年になるのを前に、事件と関わりがあったとして新たに7000人以上の警官や兵士、政府職員を解雇すると述べた。同日の発表により、トルコでは事件後これまでに約5万人が逮捕され、約10万人が職を追われたことになる。

 同国の半国営アナトリア(Anadolu)通信によると、今回粛清されたのは7563人で、うち退役軍人約350人が階級を剥奪された。また日刊紙ヒュリエト(Hurriyet)は警官約2300人が解雇されたと報道した。

 14日夜に官報に掲載された布告によると、今回粛清対象となった人々は「テロ組織や国家安全保障を脅かすグループと関連のある」人物だとされている。

 トルコでは15日、クーデター未遂事件からちょうど1年になるのを記念して大規模なイベントが行われる予定となっている。トルコ当局は事件の首謀者は米国在住のイスラム教指導者、フェトフッラー・ギュレン(Fethullah Gulen)師だとしている。

 ギュレン師は14日、クーデター未遂事件を「卑劣な暴動」と呼び、事件への一切の関与を否定する従来の主張を繰り返し、トルコ政府に自身の信奉者に対する「魔女狩り」をやめるよう呼びかけた。
【翻訳編集】AFPBB News