青森山田高校の中村駿太は、アジア有数のタレントだ――イタリア『calciomercato.com』が14日、アジアで五本の指に入る若きタレントを紹介した。そこで中村も取り上げられている。


ナンバーワンに選ばれたのは、鹿児島ユナイテッドFCに所属するタイ出身の18歳シティチョーク・パソだ。『calciomercato.com』は、線の細いパソが欧州の厳しい環境で通用するかは未知数としながらも、スピードやクオリティーに賛辞を寄せている。

さらに韓国の光州FCに所属するキム・ジョンミン、イランでジャバド・ネクナムの再来とも評されているモハマド・ソルタニ・メール、元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニが北京国安で16歳ながらデビューさせたShan Huanhuan(現在はフリー)といった選手たちが紹介された。

そして最後に登場したのが、全日本少年サッカー大会で23ゴールを決め、柏レイソルのU-12を優勝に導き、じつに31年ぶりとなる大会得点記録を更新した中村だ。

『calciomercato.com』は、「肉体よりも頭と足が成長した青年」として中村がスピードあふれる選手であることを紹介。見事なボールタッチや高速ドリブルにシュート力を兼ね備えた青森山田の「議論の余地もない王子」と絶賛している。