タイ・バンコクの寺院外に立つ僧侶ら(2014年5月23日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】タイの仏僧たちに対して、麻薬の使用や犯罪歴を記録・確認できる「スマートIDカード」が、近く発行されることになりそうだ。相次いでスキャンダルを起こしている僧侶のイメージ回復が狙いだという。

 タイに約30万人いるとされる僧侶たちは国民から敬意を受けているが、ここ最近は性や麻薬にまつわるスキャンダル、寺院内での殺人事件などが明るみに出ており、軍事政権は仏教界の体制立て直しを望んでいた。

 首相府の高官が13日、報道陣に対して明らかにしたところによると、タイの僧侶らは紙の身分証は所持しているが、「情報が古いため、経歴を確認するのが困難になっている」という。

 新しく発行されるデジタルIDカードによって僧侶の最新の経歴のほか、犯罪歴や麻薬使用などの情報も確認できるようになる。

 首相府はこの措置の狙いについて、「偽の僧侶が仏教を悪用したり、素行不良者が法衣で違法行為を隠蔽(いんぺい)したりするのを防ぐこと」だと説明している。
【翻訳編集】AFPBB News