艦内で転落した男性を運ぶ自衛官ら=金沢港

写真拡大

 14日に金沢港に入った海上自衛隊第4護衛隊群所属の護衛艦「かが」艦内で同日午前10時40分ごろ、関係者らへの特別公開に参加していた金沢市の男性(83)が甲板と格納庫を結ぶエレベーターの隙間に落ちた。男性は約20分後に救助され病院に搬送された。左まぶたの上を切るけがをしたが、意識ははっきりしているという。

 同艦によると、男性は自衛隊石川地方協力本部友の会の役員。山野之義・金沢市長らと20人のグループで艦内を見学中、航空機運搬用エレベーターのケーブルが通る隙間から約3メートル下にある可動式の甲板の床に転落した。自衛官10人が引率にあたっていたが、隙間の周辺には誰もいなかったという。

 遠藤昭彦艦長は「艦内のお客様への対応の警戒が十分でなかった。深く反省している」と述べた。1万人超の来場者を見込む15日の一般公開では隙間周辺に柵を設け、警戒にあたる人員も増やして安全確保に努めるとしている。

 「かが」は海自最大の基準排水量1万9500トンのヘリコプター搭載護衛艦。就役訓練中で、金沢港大浜埠頭(ふとう)で15日にある「港フェスタ金沢2017」にあわせて入港し、17日まで停泊する予定。3月の就役以来、民間港への入港や内部の一般公開は初めてという。(田中ゑれ奈)