牙をむき出しにするカバ(2016年9月12日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】西アフリカ・ニジェール西部で、地元住民らが作物を荒らされ家畜に危害を加えられたとして、少なくとも27頭のカバを殺していたことが分かった。地元当局が13日、明らかにした。「虐殺」が起きたアヨル(Ayorou)地区は観光客もよく訪れるエリアだという。

 同地区の首長はAFPの取材に対し、ニジェール川(Niger River)にある島の入植地を中心に「(カバの)虐殺が今年3月に始まり、その後劇的に規模が拡大したとみられる」と話した。

 アヨルは首都ニアメー(Niamey)から200キロほど離れた場所に位置し、多数のカバや多くの種類の鳥類が生息していることから、観光客に人気の場所となっている。

 この首長は、軍の部隊が巡回することでカバの虐殺のペースは減じたと明かした一方、アヨルではカバを殺した疑いで約10人が逮捕され、緊張が高まっているという。ただ逮捕者のうち数人は釈放された。

 この地域では今年5月、地元の部族長らがカバについて警鐘を鳴らし、カバが作物を荒らし、川を渡るボートの安全を脅かしていると訴えていたという。
【翻訳編集】AFPBB News