独裁国家で“死のレース”が展開! (C)1975 New World Productions Inc. All Rights Reserved.

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 「B級映画の帝王」と呼ばれるロジャー・コーマンが1975年に製作し、日本公開40周年を記念してリバイバル上映される「デス・レース2000年」の21世紀版予告編が、このほど完成した。クレイジーなキャラクターや奇抜なデザインの車、そして“人を殺せばポイントを獲得できる”という過激な設定など、独創的な“コーマン節”がさく裂している。

 日本では77年に劇場公開された本作は、西暦2000年、独裁国家となり“アメリカ連邦”と呼ばれるようになったアメリカが舞台。国民から絶大な人気を誇る大陸横断レース“デス・レース”が開催され、レースに参加した覆面レーサー・フランケンシュタイン、ライバルのマシンガン・ジョーら5組のレーサーが、ゴールを目指して死闘を繰り広げる。主人公のフランケンシュタインをデビッド・キャラダインが演じ、「ロッキー」(1976)への出演で人気を博す前のシルベスター・スタローンがマシンガン・ジョーに扮している。

 お披露目された予告編では、スタローンが「仮面男が好きなら同じ顔にしてやる」と言い放ちマシンガンを乱射するシーンからスタート。フロント部分に牙が生えたモンスター風の車や、雄牛をモチーフにした改造車といった5台のレーシング・カーがマンハッタンを爆走している場面へと続き、やがて1台が工事中の作業員に激突。その後も次々と市民を轢き殺しながらポイントを重ねていく狂気のレースが展開する。勝利のためなら命も惜しくないスピード狂レーサーたちの駆け引きに思わず息をのむ仕上がりだ。

 「デス・レース2000年」は、ポール・W・S・アンダーソン監督がジェイソン・ステイサムを主演に迎えてリメイクした「デス・レース」もつくられているが、コーマンは自らの製作で「ロジャー・コーマン デス・レース 2050」としてリブートしている。コーマンは「私はユニバーサルに言った。新たな『デス・レース』(ジェイソン・ステイサム主演)は素晴らしい映画だが、原点(『デス・レース2000年』)に戻って公道で歩行者を轢き殺す必要があると。しかし、公道で歩行者を轢き殺すことを真剣に考えてはいけない。あなたが歩行者なら考えるべきだが、あなたが映画を見ているのなら、それはコメディであるべきだ。そこで『デス・レース2050年』を製作した」とリブート版を手がけた理由を明かしている。

 「デス・レース2000年」は、ポール・バーテル監督がメガホンをとっている。8月12日から東京・新宿シネマカリテほかでリバイバル上映。