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最近のスマートフォンは動作時間を延ばすために大容量のバッテリーを搭載したり、カメラをデュアル化することでデジカメのように美しい写真を撮れるようにした製品が増えている。このトレンドに乗り遅れまいと、中国の老舗メーカーGionee(ジオニー)はそれらの機能を強化したスマートフォンをリリースしている。日本でもぜひ発売してほしい、Gioneeの魅力ある最新モデルを紹介しよう。

Gioneeのスマートフォンは中国や東南アジア、インドなどの新興国を中心に展開されている。そのため日本など先進国ではあまり知られていない名前だろう。しかし2002年から携帯電話を製造している老舗メーカーであり、一時は世界最薄スマートフォンを販売するなど技術力も高い。

○30万円の高級モデルもある特大バッテリー搭載のM2017

そのGioneeが2016年末にリリースした「M2017」は、7,000mAhという特大バッテリーを搭載したスマートフォンだ。連続待ち受け915.42時間、連続通話31.74時間、ストリーミング市長は25.89時間が可能だという。しかもQuick Charge 3.0に対応し、比較的高速に充電も可能。一般的な使い方なら2-3日は電池が持つ計算だ。

このM2017は背面を革で仕上げるなど高級端末として販売されている。標準モデルでも6,999元(約11万7,000円)と高価だが、鰐革仕上げの上位モデルは1万6,999元(約28万4,000円)とさらに高い。パッケージも革調の箱になっており、ライバルは破城が伝えられた超高級スマートフォンメーカーのVERTUだろうか。本体を縁取るフレーム部分などはゴールドまたはブラック仕上げで、高級感を十二分に味わうことができる。

スペックも非常に高く、チップセットこそクアルコムのSnapdragon615だが、メモリーは6GB、ストレージは標準モデルが128GB、鰐革モデルが256GB。ディスプレイは5.7インチQHD(1,440×2,560ピクセル)、カメラはリアに1,300万画素+1,200万画素のデュアル、フロントは800万画素だ。さらに専用ICを搭載しセキュリティーを高めている。

本体サイズは155.2×77.6×10.78mmと、最近のスマートフォンとしては若干厚みがある。しかし表裏共に角を取った形状としていることから、意外にも手にはなじむ。また重量も238gと重量級だが、革の風味や落ち着いた色合いのホーム画面などと相まって、プレミアムモデルと言う印象を感じ取れる。広告展開も50代以降の富裕層などをターゲットにしており、「本物」を求める消費者に売り込みをかけている。

○デュアルカメラを表裏に配置、世界初のクアッドカメラ搭載「S10」「S10L」

スマートフォンカメラの高性能化は、ここのところデュアルカメラ搭載がブームとなっている。Gioneeの「S10」「S10L」は、そのデュアルカメラを背面だけではなくフロント側にも搭載。合計4つのカメラを搭載したカメラ強化モデルだ。クアッドカメラ搭載のスマートフォンは恐らく世界初だろう。

リアカメラは1,600万画素+800万画素、フロントカメラは2,000万画素+800万画素。それぞれサブのカメラは被写界深度などを測定してボケのある写真撮影などが可能になる。また本体カラーにはグリーンや桜ゴールドを用意するなど、ターゲット層は比較的若いユーザーだ。価格も2,599元(約4万4,300円)と、ミッド・ハイレンジクラスに抑えている。

主なスペックはチップセットがメディアテックHelio P25、メモリー6GB、ストレージ64GB、ディスプレイは5.5インチフルHD(1,080×1920ピクセル)。本体サイズは155×76.78×7.35mm、178gとこのクラスの製品としては一般的だろう。どちらのカメラを使っても綺麗な写真が撮影できる「カメラスマホ」として、この夏以降各国で大きな話題となりそうだ。

GioneeはこのS10をシリーズ化しており、合計3タイプのモデルをリリースしている。「S10B」「S10BL」はリア1,300万+500万画素カメラ、フロント1,600万画素カメラ。「S10C」「S10CL」はリア1,300万画素カメラ、フロント1,600万画素カメラ。どのモデルもフロントカメラのほうが、リアカメラより画素数が高いのも特徴だ。

カメラを強化したスマートフォンを立て続けに出しているのは、スマートフォンの性能競争がCPUやディスプレイのサイズ、本体の厚みから、カメラ機能にシフトしているからだろう。Gioneeのいずれの製品も本体の質感は高く、操作性も悪くない。日本への参入は未定だが、海外で見かけたらぜひ一度手に取って使ってみたいものだ。