足の親指を移植したザック・ミッチェルさんの右手(2017年7月14日入手)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】事故で右手の親指を切断したオーストラリア人の男性が、失った指の代わりに自分の足の親指を手に移植する手術を受けた。

 ザック・ミッチェル(Zac Mitchell)さん(20)は今年4月、ウエスタンオーストラリア(Western Australia)州の牧場で作業していたところ、雄牛に手を蹴られてフェンスにぶつかり、右手の親指を切断してしまった。

 ミッチェルさんは豪ABCに対し、その時の様子について「地面から起き上がると、親指がまだ柵にぶら下がっていた」と説明。「血を見た上司が、何の血だと尋ねた。自分の手を見てすぐに(親指が切断されたと)分かった」と話した。

 ミッチェルさんは手当てを受けるまで親指を氷で冷やし、5時間かけて最寄りの病院へと向かったが、接合手術は失敗したという。

 ミッチェルさんはその後、シドニーの病院へと転院。この病院の専門医らはミッチェルさんのけがの深刻さから、足の親指を手へ移植することが最善の策だと判断した。

 手術を担当した形成外科医はミッチェルさんの今後について、継続的な治療を受け、1年ほどすれば感覚を取り戻すだろうと語り、一連の治療の成功率は95%を超えると述べた。
【翻訳編集】AFPBB News