なぜ貯金が増えないのか? 考え直すべきあなたの習慣

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収入がいくらあっても、いつでも十分なお金がないと思ってしまうのはなぜだろう。疑う余地もないその理由は、「使いすぎて」いることだ。だが、私たちは一体、何になぜ、それほどお金を使ってしまうのだろうか?

正直に白状してみよう。それは、きちんと計画を立ててお金を使っていないからだ。収入が増えれば、使えるお金には余裕ができる。そうなれば私たちは、より多くのお金を使ってしまうのだ。

収入が増えると取るようになる行動には、次のようなものがある。そして、これらは必ずしも高額所得者ではなくても、取っている可能性がある行動だ(ただし、必ずしも全てが悪い習慣や行動ではない。完全に無私無欲のものもある)。

1.出費の多い生活をする

・人の結婚式やどこかのパーティーによく招かれる、頻繁に旅行に出かけるなど、社会生活が活動的な人は、交通費や衣服、ベビーシッターに払う料金などがかさむ。

・自分に高額の収入があることを誇りに思う人は、その気持ちを高級車や高額の衣服、宝飾品、住宅などで他人に示そうとする。

・収入が多いことは、ぜいたくな趣味を持つ「余裕」があることを意味する──夢見る人も多いパイロットのライセンス取得には、1万ドル(約114万円)程度の費用がかる。

・若い時期にお金の苦労をした人の中には、収入が増えるほどどんどん使ってしまう人がいる。

・一生懸命に働いたあなたには、ぜいたくをするのにふさわしい──そう考える人は、休暇やボート、住宅に惜しげもなく大金を使う。

・健康的なライフスタイルは誰にとっても重要だが、それを心がければ出費は増える。例えば、オーガニック食品を選べば、支出は平均47%増えるという。また、スポーツジムに通ったりスパで施術やその他のセラピーを受けたり、パーソナルトレーナーを雇ったりすれば、支出はどんどん増える。

・大きく高価な家に住むほど、家具やインテリアにも清掃やガーデニングなどのメンテナンスにも、かかる費用が増える。

2.「与える人」になる

・慈善団体に協力したり、イベントに参加したり、寄付をしたりすることは大切なことだ。満足感も得られる。ただ、お金はかかる。

・友人や家族にごちそうしたり、お金を貸したりする。また、困っている親戚などの面倒を見たりする。

3.支出に対する注意深さを欠く

・間近になって旅行の計画を立て、割高の料金を払うことになる。

・壊れた物は修理せずに買い換える。

・掃除、洗濯、修理、庭の手入れやペンキ塗りなど、自分でできることもお金を払って人に頼む。

・節約できるところでしようとしない──外出せずに自炊する、旅行にはマイルを使う、買い物を買はバーゲンの時期にする、など。

・ボーナスを「臨時収入」として扱い、使い切ってしまって構わない分と考える。

・購入する必要のない商品を買う──例えば、自宅の水道水が飲料水に適している場合でも、ボトル入りの水を買うなど。

・クレジットカードでローンを組んでおり、利息分の支払いでお金を無駄にしている。

どうすれば貯められる──?

ここまで読み進めてきたあなたは、すでに対策を講じるための最初のステップを踏み出している。自分がどこでどのように、どんなふうにお金を使っているか、認識できたはずだからだ。

お金をぜいたくに使うことは、必ずしも悪いことではない。庭の手入れを業者に頼んでもいいし、パーソナルトレーナーを雇って運動をしてもいい。ただ、重要なこととそうでないことを区別してお金を使うように努め、帳尻を合わせる必要がある。そのために必要なのは、以下のことだ。

・支出を把握する
・まずは一定額を貯金に回し、残る分で生活する
・優先順位を付け、まず使うべきものにお金を使う