中国・北京で、民主活動家で作家の劉暁波氏を追悼し、ろうそくの絵文字を投稿した後に表示されたスマートフォンの画面(2017年7月14日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】中国の検閲当局は14日、獄中でノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)を受賞した民主活動家で作家の劉暁波(Liu Xiaobo)氏を追悼する言葉をソーシャルメディア上から徹底的に削除した。著名な反体制派である劉氏の死に関する議論を封じようとする措置で、「ろうそく」の絵文字や、英語の「安らかに眠れ」を略した「RIP」といったキーワードなども削除対象となっている。

 劉氏は13日、中国北東部遼寧(Liaoning)省瀋陽(Shenyang)にある警察の厳重警備下に置かれた病院で、肝臓がんのため死去した。61歳だった。しかしほとんどの中国人は劉氏の死について知らないばかりか、ノーベル平和賞を受賞した劉氏についてまったく知らない。

 ネット検索大手の百度(Baidu)で劉氏死去のニュースを検索しても、結果なしと表示されて検索できない。中国版ツイッター(Twitter)の「新浪微博(Sina Weibo)」でも、劉氏の名前やイニシャルの「LXB」の使用はブロックされている。

 新浪微博では、どんなに分かりにくい形で劉氏を追悼しようとしても削除される。「RIP」と投稿したユーザーは「関連法令に違反するため」投稿は削除されたという通知を受けたが、劉氏の名前には一言も触れていなかった。

 また中国のソーシャルメディア上で「RIP」という略語は今や検索上のNGワードとなっている。新浪微博では、ろうそくの絵文字の投稿さえも削除されている。パソコンで新浪微博にアクセスしてみると、ろうろくの絵文字が絵文字一覧から消えていた。

 一方、新浪微博のモバイルアプリ版では、ろうそくの絵文字はまだ絵文字一覧に残っている。しかしそれを投稿しようとするとブロックされ、「違法なコンテンツです!」というメッセージが表示される。

 絵文字だけでなく、中国語で「ろうそく」を意味する単語もブロックされている。
【翻訳編集】AFPBB News