「時間は残されている」…リヴァプール、トップターゲットと交渉難航も楽観的

写真拡大

 リヴァプールはライプツィヒのギニア代表MFナビ・ケイタとサウサンプトンのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクの獲得を諦めるつもりはないようだ。イギリスメディア『ガーディアン』が13日に報じている。

 ユルゲン・クロップ監督にとって今夏の最優先ターゲットのひとりとも言われているケイタの獲得に向け、リヴァプールは6月にエジプト代表MFモハメド・サラーをローマから獲得した際の3700万ポンド(約52億円)を上回るクラブ史上最高額の移籍金を支払うこともいとわない構えのようだ。

 ドイツメディア『ビルト』の報道を引用する形でイギリスメディア『デイリーメール』が伝えたところによると、リヴァプールはすでに5700万ポンド(約84億円)の獲得オファーを提示したが、ライプツィヒに拒否された模様だ。

 ケイタ本人はクロップ監督の下でのプレーに対して前向きであるとも伝えられているが、ライプツィヒのSDを務めるラルフ・ラングニック氏は、自クラブがチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を確保していることなどを理由にケイタの売却に応じない旨を何度も述べている。このことから、ケイタがリヴァプールに移籍したいのならばトランスファー・リクエストを提示する必要があるとみられている。

 今のところリヴァプールがケイタ獲得に失敗した場合の代替案を模索している様子は窺えず、本人の意向と多額の移籍金を拠り所に、最終的にライプツィヒとの間で合意に達することを願っているようだ。同様に、一時は相思相愛と言われながらも不正な方法で選手に近づいたと所属元のサウサンプトンに指摘され、公式に手を引くと明言したファン・ダイクについても未だに引き抜きの噂がくすぶり続けている。

 一方で、リヴァプールのその他の補強は先述のサラーに加えてU−21イングランド代表FWドミニク・ソランケをチェルシーからフリーで獲得するのみにとどまっており、ファンの間では補強の遅れを懸念する声も上がっている。

 クロップ監督はファン・ダイク獲得を諦めたのか否かについては明言を避けたものの、「我々はできる限りの動きを続けており、正しい道を進んでいると確信しているよ。ファンは不安がっている? すまないが、私には彼らを助けることはできない。私は不安ではないのでね。我々には8月31日まで時間が残されているし、物事には時間が必要なときもある。選手を獲得したいときはそうするし、したくないときはやらないさ。だから少々待たなければならないが、少なくとも明日は何も起きないから記者の皆さんもぐっすり眠れるよ」と、ジョークを交えながら気長に構える姿勢を見せた。

 欧州カップ戦に参加しなかった昨シーズンとは違い、CLでの戦いが待つ今シーズンは選手層の拡充が求められるリヴァプール。最終的に監督が望んだ人材の確保に成功するのかどうか、今後の交渉の行方が注目される。