インテルのルチアーノ・スパレッティ監督は、日本代表DF長友佑都を評価しているようだ。イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』が14日、新指揮官が長友の残留を望んでいると報じた。

昨シーズンはレギュラーの座を失い、出場機会を得た終盤戦も致命的なミスを犯して批判を浴びた長友。さらに、日本語でのツイートが炎上し、サポーターから酷評されるなど、2011年から所属するインテルでの立場は危ぶまれている。昨年春、インテルとの契約を2019年まで延長した長友だが、この夏は放出リスト入りが報じられていた。

実際、昨季のセリエAで7位に終わり、新シーズンでの復活が求められるインテルにおいて、以前から強化必須と言われるポジションがサイドバックだ。クラブも当然、補強に動いており、ニースDFダウベルトの獲得は遠くないとの見方もある。


こうした流れから、当初は長友の移籍が有力視されていた。だが、チームが始動すると、一部からスパレッティ監督が長友を評価しているとの声が浮上。残留の道が開けたとの見方が出てきた。長友は、昨季までスパレッティ監督が率いたローマとの試合で、快速ウィンガーのモハメド・サラーをシャットアウトしたことがある。

長友自身は12日、日本の報道陣に対し、去就については「インテルと監督次第」と述べている。まずはクラブと指揮官から評価されなければ移籍する考えのようで、スパレッティ監督の評価は今後を占う重要な要素となる。


そして14日、『コッリエレ・デッロ・スポルト』は「インテルに対する10の質問」という記事の10番目の質問で、長友にも関係する疑問点を報じた。

「長友、(ダヴィデ・)サントン、(アンドレア・)ラノッキア、(ジェイソン・)ムリージョ、(ギャリー・)メデル、(マルセロ・)ブロゾビッチ、(ジョナタン・)ビアビアニー、(ステファン・)ヨベティッチのうち、誰か残留する可能性はあるか。それとも全員退団か」

この質問に対し、『コッリエレ・デッロ・スポルト』はこのような答えを示している。

「スパレッティは長友を評価しており、彼が移籍することを望んでいない。ほかの選手たちは、適切なオファーなら犠牲となり得る」

つまり、報道によれば、長友は最初の「ハードル」を越えているというわけだ。インテル愛を強調しつつ、この夏は移籍の可能性もほのめかしている背番号55だが、この夏は残留に向けて好スタートを切っているのかもしれない。キャンプでのさらなるアピールが期待される。