夏になると毎年、食中毒患者があらわれます。暑さで食べ物が傷みやすい時期ですから、気付かずに傷んだ食べ物を食べてしまいやすいからです。特に多いのが、暑さで傷んだ手作りお弁当の具を食べて起こす食中毒。夏場は次の食材が傷みやすいですから、お弁当作りの際には注意してくださいね。

水気の多い野菜や果物類

暑いと脱水症状が気になりますから、つい野菜や果物を使いたくなりますよね。しかしキュウリやブロッコリー、ナスといった水気の多い野菜は傷みやすいため要注意。果物であればリンゴやイチゴなどですね。食中毒の原因になる雑菌は、水気の多い場所に多く繁殖します。特に暑い時期だと、お弁当箱の中は蒸れてジメジメに。水気の多い食材は、湿気と水気によって雑菌の繁殖しやすい環境を整えてしまうのです。

常温保存できない具材と混ざったご飯

ふりかけや海苔といった乾物系なら平気ですが、炊き込みご飯や丼もの、チャーハンなどの混ぜ込み系ご飯は暑さで傷みやすく危険です。ご飯に混ぜ込んでいる具材が常温保存できない物であればあるほど、暑さで傷みやすくなります。具材が傷めばもちろんご飯だって痛みます。オムライス弁当なども避けた方が無難ですね。また夏はどんな状態でも食中毒を起こす危険性がありますから、乾物系でも油断は禁物。ふりかけや海苔は食べる直前にご飯に使うなどして、お弁当箱に入れるときのご飯はなるべく白米の状態を保ってください。

乳製品や卵製品が使われたもの

乳製品や卵を使った製品の具材は暑さで腐りやすいです。特にチーズなどは、お弁当に入れてから数時間後に異臭を放っていることがよくあるため注意。また、意外に見落としがちなのがマヨネーズです。卵を使って出来ているマヨネーズは、何かと和えることで水分が出てきやすいため雑菌の繁殖を手伝ってしまいます。サラダやタルタルソースなどのマヨネーズを使う料理は避けた方が無難ですね。乳製品も卵も使うサンドイッチは特に要警戒です。

お弁当箱は保冷バッグに入れるなど一工夫を

夏場のお弁当は些細なことですぐに傷んでしまいがちです。そのため暑さに負けない一工夫が必要。お弁当は保冷バッグに入れたり保冷剤と一緒に包んでおくと、冷えた状態を保って食材が傷みにくくなります。また、お弁当そのものは日光の当たりにくい日陰などに置くよう気を付けてください。夏はただでさえ暑さで体調を崩しやすい時期ですから、食中毒によるダブルパンチを食らわないようにしたいですね。この時期はおにぎりでさえリスクがあります(注意!おにぎりでも食中毒のリスクがある )ので注意が必要です。


writer:さじや